今、お昼のドラマで「越路吹雪物語」がやっています
幼少期のシーンで、越路吹雪こと「こーちゃん」が東京から新潟に引っ越してくる場面がありました
東京育ちのこーちゃんは、新潟弁が最初分からず、友達と上手く溶け込めない・・・
と悩むのです
分かるわ
と共感
私の場合は逆バージョンかもしれませんが、
小学生の頃、新潟県からここ愛知県に引っ越してきました
横浜生まれの私は、3歳になる前に新潟の田舎町に引っ越し
田舎を堪能しながらのびのびと成長したのです
そんな大好きな地、新潟を離れるのは子どもながらに寂しかったです
愛知県の知多市もけして都会ではありませんが、新潟の田舎町から越して来た私にとっては「都会」だったのです
通学路が住宅街であることも、都会
家の周りが田んぼじゃないことも、都会
電車がいっぱい走っていることも、都会
新潟のように、自然の中で遊ぶのとは雰囲気が違う環境に驚いていました
新しい学校に行く前日、姉から自己紹介の仕方を特訓してもらったこともしっかり覚えています
たくさん練習した自己紹介なので、名前を言うまでは問題ナシ・・・
でも、転校初日から周囲に恐怖を感じたことも鮮明に覚えています
それは「方言」です
私は新潟の田舎町で言葉を覚えました
自覚はなかったけど、かなりなまっていたのです
そもそも単語一つ一つが、なまっているのですよね
しっかり話しているつもりでも、「単語」のイントネーションが違う
当時は、「普通に話してるのに・・・」
と思っていましたが、周囲は聞きなれない発音が面白かったのでしょうね
1年もしない内に、新潟に遊びに行った時
新潟の友だちの言葉を聞いて、「自分もこんなになまっていたのか~」と思ったことも印象的でした
ちなみに、当時「美子ちゃんの言葉おかしい~!」とバカにしてくれた子は、未だに付き合っている友人です
そう思うと、日本国内の方言て本当に幅が広いですよね
大学時代、卒論の調査で、山形県最上町の地域福祉の現場調査を行ったのですが、
その時は、最上の御老人の言葉が聞き取れず、調査が難航したことにより
役場職員さんに通訳として、立ち合いを依頼したものでした
国内での調査なのに、通訳さんて・・・・(笑)
そんなところも、日本は面白いですね