87歳の祖母が言った言葉です
「人生の中で、今が一番幸せ」
そんな風に生きていける人生って素敵だと思います
おばあちゃんはすごいと思います
祖母は、認知が出ているので、当然出来ないことも分からないことも増えています
認知症を診てもらうために定期的に通院している病院の先生には
「幸せな認知の進み方ですね」と言われました
認知が進むことで、過去の辛かったことを忘れているようだし
認知症の典型的な、妄想思考も始まっているようです
妄想の事例としてよく聞くのは、被害妄想として、
「誰かに物を取られた」とか、「誰かが部屋にいる」
とかですが、祖母の妄想は夢をリアルに見るそうで、夢と現実が少しごっちゃになることがあるそうです
これも、先生曰く認知の一種
でも、その妄想と言うのが、私の母、すなわち祖母にとっての娘の結婚式の時の夢だとか、
九州に行ってしまった祖母の妹が帰って来た夢だとか
なんせ、平和な妄想が多いようです
認知症=なりたくない病気、不幸
そんなわけでもないのかも・・・って私は側で祖母を見ていると思います
どう人生を生きたかで、どんな老後が待っているのか
我が家は、女家系で同居しています
今の環境があるのは、私の主人や、私の父が「婿」としての立場で「義母」と住むことを了承してくれたから
でも、了承してくれたということが、そもそも日頃の生き方の表れだと思います
祖母は、「こうして大家族で住めて、息子とではなく娘家族と住めて幸せ」だと言ってくれますが
一緒に住みたいと周囲に思わせる祖母の生き方が、全て今まで積み重ねた人生そのものだと思いました
だから、認知を予防することはもちろんですが
認知になった時に、「幸せだな」と思えるような環境や症状の出方は、今生きている生き方の表れなのかな
とも思います
だから、自分の人生の誇り持って、周囲を温かくできるような生き方をしていきたいと思います