文字ができた頃から始まり
現在まで続いている。
本を読む手段は
昔は、音読していたとされていたが
文化の形成、人々とのコミュニケーションが盛んになるにつれ
黙読に革っていった。
本の内容に対しても、読者の視点や評価が歴史ごとに変化してきている。
幕末から明治へと開国が日本全国騒がせていた当時
言語が日本語だけではなく、英語・和蘭語・ポルトガル語など
多くの言語が周知されるようになった。
しかし、現代同様
異国文化の言語をすべての人々が知る由もないゆえ
すべての日本人に海外の書物は読めないため
翻訳が誕生する。
しかし、現在の翻訳とは違い
海外の書物の内容を理解しがたい状況になることもあったという。
理解しがたい文章は「悪文」とされていたが
当時は、この悪文が評価されていたという。
その理由として、簡単に理解できない文章ほど
わからないゆえ、優秀という扱いにしていたそうだ。
この文化が現在まで継続されていたとしたら
独特な表現をしている文学(小説)や
読解が難しい学術系論文は
良い文章であり、書物となるのかもしれない。
しかし、難しい、難解な文章のことだけを美学と仮定しても
その内容を理解しなければ、美学すら習得できない。
そこで、この本は
本を読むための技術や心得などを指導していくための
HOW TO 本である。
本の中には、沢山の語、段落、章があり
ひとつの書物となっている。
人は、書物を読む際、内容を把握するため
飛ばし読みをしており、キーワードとなる言葉を拾っている。
しかし、難解な文章であればあるほど
キーワードが拾いにくくなるため、厄介となる。
これらの対策に関して対応方法が掲載されている。
なお、このHOW TO 本を読むことで
学校では教えてくれなかった本の読み方を習得することで
活字から情報を読み取ること
そして、コミュニケーションにおけるポイントもつかめるのではないかと想定している。
本や活字が苦手な人だけでなく
本を読むことを楽しみたい人にとっても
視野が広がるキッカケになる可能性が秘めた書物である。
本を読む本 (講談社学術文庫)/J・モ-ティマ-・アドラ-

¥945
Amazon.co.jp