【アナログのドキドキ感が愛おしくてたまらない】
今日は手紙を出した。
便箋2枚のお礼の手紙は
普段メールやメッセージアプリで作る文章に比べて決して多い文章量ではない。
下書きして、推敲して、清書する。
一所懸命に心を込めて書いた。
自分用のメモの為でなく、人に読んで頂く為に手紙を手書きするのはいつ以来だろうか。
なんて思っていると字を間違えてしまい1から書き直し。
バランスを取りながら、間違えないようにゆっくりと。
封筒に宛名を書いて、
切手を貼り、
便箋を三つ折りにして、
入れる向きを確認して糊付けする。
一つひとつの作業がドキドキする。
メールを一本作ることに比べて
慣れないことも手伝って
カタチになるまでの時間は数十倍。
クリックひとつで瞬時に相手に届くメールを尻目に、手紙は人から人へ渡されて相手に届く。
どんな「速達」だって叶わない。
届くまでの時間はメールの数万倍以上だろう。
そして、投函してから気が付いたことがある。
書き始めの拝啓の「拝」の字、線が一本少なかった。
恥ずかし!!!
でもこれから書く時は二度と間違えないだろう。
小学生の時に漢字テストでひとつだけ間違えたみたいな強烈な印象。
自分にとって何だか懐かしくてとても新鮮な体験だった。
これはどれだけブログやメールで文章を作っても出来ない経験。
デジタルとアナログ。
最近、デジタルに偏りがちな世の中で
伝えることが仕事の僕はアナログのこのドキドキ感がたまらなく愛おしい。
