神様はいるのかいないのか、というお話
こんにちは。
競馬ファンの方はすでにご存じだと思いますが、
昨日、藤岡康太騎手が落馬事故のため35歳という若さでこの世を去りました。
騎手としてもまだまだこれからも大活躍を期待され、プライベートではお子様が去年生まれたばっかりでした。
去年、マイルCSに出走するナミュールの鞍上ムーア氏の怪我で当日急遽乗り替わり、
見事優勝した際には相当盛り上がりましたね。
その時の勝利インタビューでも謙虚で爽やかで、見るからに良いお人柄が伝わってきました。
それがこんなことに。
先月、高知で20代のジョッキーも落馬でお亡くなりにならましたが、
中央では確か20年以上は死亡事故は起きてなかったはず。
だからなんとなく安心して見てたという感じではありましたし、
正直なところ、
落馬事故やレース中の故障で命を落とす馬の数が凄すぎて、私の意識は完全にそっちに振り切っていました。
競馬って本当に残酷な一面もあって、
走ってる途中でひどい骨折をして足がぶらんぶらんに振り回されててその場で安楽死だとか
障害レースで躓いて転倒、即死とか、、、
本当に辛くて馬が可哀そうで、
でも落馬しても騎手はわりとケロっとしていることも多くて、
もちろん怪我して入院される方もいらっしゃいますが、
だいたいは治癒して現場復帰されますし、
馬は体調が良くなくても走らされるし、
走って怪我して予後不良か
無事に走っても結果出せなかったら廃用(生涯が終わる)か
でも
騎手は自ら希望して乗ってるんじゃん、怪我も承知でしょ
だったらしょうがないやん
っていうのが私の正直な本音でした。
競馬を見始めたのがサイレンススズカがきっかけで(1997年)
その子がレース中に骨折、予後不良になってしまい、競馬を見始めてすぐにそういうことになったので(1998年)
おそらくそれが原因で、
馬はかわいそう
人は自己責任
と長い間考えてきたように思います。
でもやっぱりねー
中央の騎手で毎週お顔を見ている人がそんなことになるとは相当ショックで悲しかったです。
先週まで元気に出走していたのにもういないなんてちょっと信じられない出来事です。
在りし日の康太くん
お兄さんと実戦でしのぎを削った日々
勝つか負けるかの勝負ですが、
ふたりともなんか嬉しそう☆
ケイアイドリーさんと
ダービー馬であり中年の星であるマカヒキ先輩と
マイルCSのナミュールさんと。
この時に今の悲劇を誰が想像した?
「神様はいない」で決まりか。
それとも先にお空に上がった馬たちの鞍上として神様が康太くんを呼んじゃったのか。
明後日の皐月賞ですが、
お兄さんの藤岡佑介騎手は気丈に出走されます。
勝ち負け関係なしに心から応援したいと思います。
応援馬券買います!!
ミスタージーティーは、言っても相当な有力馬です。
勝ち負け絡む可能性は大きいです。
お空から康太くんもレースを見守ってくれることでしょう。。。
“全人馬無事に”
祈りながら競馬を楽しんでいきましょう。。。