正直不動産☆嘘がつけない営業マン
今週は賃貸契約のお話。
家主が指定する保証会社はただ1つ。
そこの審査を通過しなければ入居不可な物件にどうしても入りたいカップル。
男はギャンブルによる借金でクレカ取引停止。
女のほうは家電か家具だったか?分割払いを何回か遅延したことがある。
当然審査が通らない。
でもどうしてもその物件に入りたい客のために仲介会社が家主を説得する、というお話でしたが、
こういうケースでは
家主指定の保証会社と同等の保証内容である他社で審査通過してもらう、且つ連帯保証人をつけてもらうという条件で家主を説得するのが現実的かな、と思いますね。
ドラマでは、
この方たちの人となりを見てやって下さい!と仲介業者が頭を下げ、
お客さんは手紙を書いて家主に渡してましたが、
どうなんでしょうね(笑)
仲介業者の謎の保証とお客さんの手紙が何の担保になるのでしょう(笑)
一概には断言は出来ませんが、
審査になかなか通りにくい人は入居後の家賃滞納事故が多いように思います。
数十万〜百万円程度敷金を積めるのであれば話は別ですが。
社会的信用が足りない部分はお金でカバーするしかないと思いますし、
仲介業者がそこまで入居をゴリ押しするのであれば、
仲介会社がその物件を借り上げて責任持ってその客に貸す、という転貸案を家主に相談するのがよい、と私なんかは思いますけどね。
ギャンブルで借金してブラックリスト入りしているお客さんのために山Pの会社はそこまで出来るか?
いや出来ないだろうなー
なーんて想像しながらドラマを見ていました。
実際、裕福でなくとも家賃はきっちり払う人、
収入はあるのに他で使い込んで家賃滞納する人もいるわけですが、
長年不動産屋をやってると全面的に人を信用することは出来ないなーってなりますし、
今回のお話は美談クサイなーでも美談にはならないんだよねー
なーんて思いましたね。
ちなみに私も、
審査通過しない物件に固執されると協力出来ることは少ないのですが、
契約初期費用予算が少ない、ほぼ無い、といったお客様でも物件選びを柔軟に考えて下さる方には全面協力させていただいてます。
そういったお客様が無事に引っ越せると、例え利益が少なくても達成感がありますし。
喜んで貰えるのは何よりですね
蛇足ではありますが、
劇中、家賃が12、3万程度の物件だったので、
仮に敷金100万入れたとしても、
家賃滞納されて明け渡し訴訟、強制執行請求、その期間の賃料、原状回復費には全然足りず、家主が被ることになります。
劇中の家主さんが賃貸契約にナーバスになり慎重に慎重を重ねるのは当然で、特にこの家主さんが過度の心配性であるとかヘンコであるのではないと考えます。