メリークリスマスで涙のラストラン
そして!
昨日、クリスマスイブですが、
競馬障害界のレジェンド、オジュウチョウサンのラストランでした。
競馬をやらない方はご存じないと思いますが、
競馬をされる方で知らない人はいないぐらいのものすごい奇跡のような馬さんです。
御年11歳。
年が明けると12歳になるのに、危険なジャンプ界で絶対王者として君臨しています。
彼の1番の凄さは、
芝やダートの平地競争とは違い、G1のビッグレースが年2回しかないのに
すでに9勝していること。
獲得賞金は9億円超。
あまりくどくど説明は省きますが、
早ければ3歳、若い時に勝てた馬は繁殖にあがるため4,5歳で引退が多いです。
絶対王者として君臨しながら11歳で現役というのは、通常ありえないのです。
彼は平地でも勝利をあげていますし、
これだけの偉業を超えていく馬はもう出てこないんじゃないか、「100年に一度」の名馬を言われているんですね
そんなオジュウのラストランなので、記念にちゃんと馬券が欲しいと思い、WINS難波に行ってきました。
(いつもはネットでポチっと購入しています)
競馬コミュニティでメール交換させてもらっている競馬歴数十年の大ベテランの方と現地待ち合わせで一緒にビッグモニターで観戦しました。
オジュウは一生懸命走ったのですが、最後の直線ではもう体力の限界だったようです。
(だって40代が20代の子たちに混じって、ハードル飛びながら4200メートルを爆走するのですよ)
結果は6着でした。
障害レースは危険です。
転倒してそのまま亡くなってしまう事故も少なくありません。
祈るように最後の雄姿を見つめました。
無事に帰ってきてくれてありがとう!
そして夕方からは引退式でした。
障害馬が引退式をやってもらえるのは40数年ぶりとのこと。
(日本では障害レースはまだまだ地味な存在なのですね・・・)
長年オジュウのお世話をしている厩務員の長沼さんの
「別れたくない」
と涙しながら声を振り絞ったコメントに
私も泣きました。。。
レース時は矯正馬具で顔を隠していますが、
素顔はイケメンなんですよ?
頭が良くて、障害も最低限の高さで跳んで時間を節約
植木は潜っていく戦法と無尽蔵のスタミナと随一の心肺機能で長い間敵なしの王者でした。
仕掛けるタイミングも自分で決めて騎手を育てたのもオジュウ。
偉大なこの馬さんも障害馬としては異例の種牡馬になれることになりました。
本当によかった。
本当に今までありがとう。
これからはオジュウの子供たちの活躍を待ちましょう
さて、今日は今年最後の大一番、有馬記念です。
結果はまた書きます。
ではでは
メリークリスマス☆