いま心配なことと、悲しいこと。
黙っているとつらいので、でも口に出しても虚しくなるので、文章にしてみる。。。
海外で、大きな地震があった。
毎年どこかで、大地震は起こっているような気がする。
でも今回のは、全く知らない土地ではなくて。
8月。あたしはプーケットに行った。
はじめての海外旅行。
どきどきしながら空港の玄関に着いたとき、不安を吹き飛ばすような明るい顔で、あたし達を迎えてくれた女のひと。名前はジューさん。日本語がとても上手。
ジューさんはすごく気さくなひとで、いろんな話をしてくれた。
無知な日本人のあたしには、すごく頼りになるお姉さんみたいに思えた。
なんか、仕事でガイドやってるひとじゃない感じ。
いろんな楽しい場所や、美味しい食べ物とかおしえてくれて。
見た目はそっくりなのに、味が全然違う2種類の果物なんかも買ってきてくれたり。
スケジュールがひとつ終るたびに、彼女はいつも「たのしかった?」って聞いてた。そして、あたし達の話をまじめに、でもうれしそうに聴いていた。
この仕事も、プーケットも、ほんとに好きなんだろうなぁって思った。
あと、タイで一番大きな劇場でステキな舞台を観たり。
象にも乗ったし、真っ青な海で泳いだりした。
それから、おんなじ番傘を、3本も買わされたりもしたなぁ…(笑)
タイの人がしゃべる日本語は、なんだかやわらかくて好きだなぁ、って思った。
いろいろ好きなものが増えた旅だった。
でも今あたしが思い出すこのステキな楽園の風景は、もう、ないんだ。
たくさんの建物が津波に流されて、
たくさんのひとたちが亡くなって。
大好きなものたちが、奪い去られてしまった。
普通に生活しているつもりでも、ほんとは悲しくて、心配でしょうがない。
プーケットで会ったひとたちが、どうか一人でも、無事でありますように。
報道される凄惨な楽園の姿を前に、今はただ、願うことしかできない。
自然の力には、抗えない。
観光地として栄えてきた楽園は、今回の災害の前には、あまりにも無防備だったのかもしれない。
大地震が起こるたびに思う。
地震がくるのを、はっきり予知できたらいいのになぁ、って。
…人間のエゴかもしれないけれど。