新リサイタルシリーズ『ミューズの扉』Vol.1の2公演が盛況のうちに終了しました。
2013年秋から5年にわたって全10回のリサイタルシリーズを行いました。時を経て新たに10年かけて20のプログラムを演奏しようと企画し、始めることになりました。
毎回ちがったテーマで新しい曲を演奏することは大きなチャレンジでもありますが、音楽の世界がひらける感覚が楽しくもあり、お客様に聴いて喜んでもらえることが大きなモチベーションになっています。
プログラム
J.S.バッハ 主よ、人の望みの喜びよ(マイラヘス編)
平均律 第2巻より 第1番 ハ長調
第5番 ニ長調
ベートーヴェン ピアノソナタ第21番「ワルトシュタイン」
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クープラン クラヴサン曲集 第3巻 第13組曲より 花開く百合 葦
第14組曲より 恋のナイチンゲール
ショパン アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ
アンコール
ショパン エチュードOp.25-1「エオリアンハープ」
ドビュッシー 月の光が降り注ぐテラス (前奏曲集 第2巻より)
バッハ 平均律 第1巻より 第1番 前奏曲
コンサートでは、演奏の合間に曲ごとに作品にまつわるお話をしながら進めています。お話がわかりやすいとお客様から大変好評をいただいています。
アンコールはアンダンテスピアナートと同じパリ時代に書かれたエチュードOp.25-1『エオリアンハープ』を演奏しました。さらにショパンの時代から時空を越えて20世紀に入って晩年のドビュッシーの作品から『月の光が降り注ぐテラス』を演奏しました。
この曲の冒頭には『月明かりの下で』というフランスの民謡が断片的に聞こえてきます。これが、次回モーツァルトプログラムの冒頭『きらきら星変奏曲』への伏線となっています。
続けて最後にグノーがアヴェマリアの旋律をつけたことで有名なバッハ平均律第1巻から前奏曲を演奏し、プログラム全体をまとめました。アンケートもたくさん書いていただき、お客様からの反響も多く大盛況のうちに第1回を終えることができました。
次回、ミューズの扉Vol.2~モーツァルトの隠された素顔と微笑み~は、10月14日(月・祝)14:00~、10月19日(土)18:30~の2回公演を予定しています。どうぞご来場いただけましたら幸いです。
昼公演は秩父宮記念市民会館のシンボルでもあるけやきをバックに演奏しました。大自然の息吹を感じられて、けやきの新緑の葉がいきいきしていました。
夜公演は、木のぬくもりが感じられる配置で演奏しました。
写真はリハーサルの様子。一緒に写っているのは、息子と私の母。写真は妻に撮ってもら
いました。