チチブが舞台のオペラ「ミカド」は、秩父宮記念市民会館こけら落とし公演(2017年)など、節目でこれまで何度も上演されてきました。さかのぼること1991年、ラジオ番組で永六輔さんが「ミカドの副題にあるタウン・オブ・ティティプとは秩父のことではないか?」と話したことをきっかけに、秩父の有志が準備に歳月を重ね、2001年に秩父市制50周年記念公演として上演されたのが始まりでした。

 

 

2017年の秩父宮記念市民会館こけら落とし公演では、流しの歌うたいナンキプーが秩父夜祭でヤムヤムを見かける場面で、屋台囃子保存会の協力により屋台囃子が演奏されました。(写真はリハーサル風景)

 

 

市民会館に設置されている緞帳には秩父夜祭の勇壮な場面が描かれていて、この緞帳は建て替え前の旧市民会館で使われていたものをそのまま使っています。歴史の重みを感じますね。

 

2011年に秩父国際音楽祭のオープニングで「ミカド」が上演されたのをきっかけに毎夏、秩父ではオペラ公演を行ってきました。私も2020年までピアニストとして公演に関わり、オペラの世界を現場で体験することができました。

 

 

写真は、2015年「トゥーランドット」公演の集合写真。

2020年のコロナにより旧組織が解散するまで、本当に多くの人と関わり、刺激的な経験をたくさん積むことができました。私の人生において大きな財産となりました。

 

話が脱線してしまいましたが、秩父版オペラ「ミカド」ハイライトコンサートを今度の日曜日に行います。私はピアノ伴奏で出演します。どうぞご来場くださいませ!