病室のベッドで寝ております。
気分も大分落ち着き、
ぼぉーっと一人で考え事。
今頃多分親は、カンファレンスルームで、
検査結果を先に聞いてます。
私がどう考えても聞ける状態では無かったからですが、
本人を置いて話が進んでいると思うと、
なんか嫌ですよね。
私の問題だよって。
まぁ、未成年だから仕方ないんですが・・・
そんな中、話が一段落しんたんでしょうか。
主治医の先生が、私の病室に入ってきました。
主治医「大分調子戻ったみたいだね。」
私「はい、あれはきつかったです
」
主治医「じゃあ、今いけるかな?」
私「えっ、あっ、はい。
あっ、あの親は?」
主治医「まだ、カンファレンスルームにいてもらってるよ。」
私「そうですか。」
主治医「検査結果やけど、あの影の正体、
やっぱり、解離やった。血管が破れてたんや。
でもまだほんのちょっとやから、MRIとかにも、
きっちり映らなくて、症状としても息苦しいぐらいですんでんな。
まっ、運が良かったと言えば良かったんやけど・・・
で、治療方法やけど・・・
この前夏休みには手術しなあかんって言ったよな?
それはこの解離がなかったらの話やねんな。
今ファーミーさんに、
内科的治療方法は・・・・・・・
ない。
大動脈が破れてて、そこにいつもすごい圧力で血液が
あたってるんや。だから早く手術しなあかんねん。
これ以上破けないうちに。」
私「手術・・・。いつ?」
主治医「手術は明日してもらおうと思う。」
私「明日!?もうちょっと、もうちょっと待てないんですか?
だって心の準備が・・・。」
主治医「私も4日間くらいは考える時間与えようと思ってたんや。」
私「だったら・・・」
主治医「でも外科の先生が明日するって言ってはる。
先生もなるべく早くやることには越したことはないと思う。
手術すれば絶対助かる。
でも手術せんとこのまま放って置いたら・・・
血管の裂け目が広がってどうしようもないことになる。」
私「・・・」
主治医「急で悪いと思ってる。手術してくれるか?」
私「・・・。
分かりました。手術しないと死ぬかもしれないんですよね?
しないとしょうがないですよね・・・」
主治医「うん、手術としてはそんなに難しい手術ではないから心配せんでいいで。
今お父さんお母さんは外科医の先生から手術の話し受けてる。
手術についてファーミーさんも聞いてみるかな?」
私「・・・うん。聞いとく。」
(ってもう私手術する前提で話しすすんでるやん。)
主治医「じゃあもうちょっと待ってね。向こうの話が終わったら行こうか。
今何か聞いておきたいことある?」
私「手術跡って残りますよね?」
主治医「完全になかったことにはできないけど、
ほとんど分からないくらいになるよ。
気になるようなら形成外科でレーザー当てて
傷跡を薄くできるしね。大丈夫だよ。」
私「そうですか・・・。」
こんな感じで告知を受けました。
まさかまさか自分がこんな告知を受けるとは。
もうすぐ死ぬって・・・
この時でも自分がこんなに危機迫ってる状態だと
認識できませんでした。
手術は承諾したけど、
しないと死ぬって言われたら、
イヤなんていえないですよね。
カンファレンスルームからよばれ、
手術をしてくれる先生と初対面です。
私「よろしくお願いします。」
手術の医者「いきなりでびっくりしてるかもしれんけど頑張ろうね。
大丈夫やからね。」
そんな感じで、私に優しい先生でした。
っというのは、看護士さんや他のスタッフに対してはかなり怖い人のようです。
まぁ、心臓外科ですもんね。威厳があります。
どういう手術をするのか、
輸血について(手術は明日なので自己血ではできない)、
手術の成功率、
合併症の起こる可能性、
術後のこと、
手術跡のこと
これで終わりかと思ったら、
手術の前にカテーテル検査をすると言うことも言われました。
血管が切れている位置を完璧に把握するためです。
どれもほんとに自分に起こることなのか、
よく分からず、結構上の空で聞いていました。
最後に手術をしてくれる先生が、
「手術の準備は万全やから、心配せんでいいからね。」
って言ってくれました。
説明が終わると、
カテーテル検査の承諾書、
手術の承諾書、
輸血の承諾書、
等々が受け渡されます。
病室に帰ると、その承諾書に
心ココにあらず
のままサインしてました。
自分のことなのにしっかりしろって感じです。
だから親とか親族が承諾書にサインしないといけないんだなって思います。
そんな中、明日のスケジュールを知らせに、
看護士さんがやってきました。
何で病院なのにこんなにハードスケジュールなの?
っていうくらい、結構分刻みで色んなことが待ちかまえてました。
いきなり検査や手術室とれるもんなんですかね?
絶対私がぼぉーっと入院生活を過ごしてる間に、
医者同士では話進んでましたよ。
この最悪自体を想定して。
寝る時間になりました。
電気が消されて、寝ます。
って、寝れるわけありません。
ようやく一人でじっくり考えれる時間ができたわけです。
今日のこと、明日のこと、これからのこと・・・
色んなことが頭にめぐります。
そんなことを考えていると、
自然と涙が出てきました。
もう、とまりません。
やっぱり怖いです。
手術を告知されたとき泣かなかったのに、
もう私は心も体も壊れていたように思います。
どん底です![]()
でも、寝ないと明日がもちません。
大事な手術ですもんね。
ラウンドに来た看護士さんに、
起きて泣いてるのが見つかり、
宥められ、眠剤を持ってきてくれました。
その薬を飲むと、すーっと眠りの世界に入って行きました。
明日への不安を残しながら・・・