こんばんはあおいうみです
みなさんは「吃音(きつおん)」ってご存じですか?
「ぼ・ぼ・ぼ・ぼくね」と初めの語を繰り返したり
「ぼーーくね」と引き伸ばしたり
「‥‥っぼくね」と語に詰まったりする話し方のことです。
2歳~5歳くらいに発症することが多く
男児の方がなりやすいと言われています。
小学校にあがるころに、
7割程度が自然に改善すると考えられていますが、
小学校、中学校と吃音が残るお子さんは
吃音の程度は変化しますが
その子の話し方として継続するとされています。
残念ながら、原因はいまだに不明なんです
私のところにも、吃音のご相談がたくさん寄せられます。
「このままの話し方で大人になったらどうしよう」
「周りにからかわれないか心配です」
そんなご相談内容が多いです。
対応方法としては、
まずは環境設定を行います
経験的には、年齢が低い(幼児さん)ほど効果がある印象です。
吃音を指摘せず、否定しない、認めてあげることで
お子さんにとって安心できる環境づくりをしましょう
話したいことがたくさんあるお子さんに
好きなように、好きなことを話させてあげてください。
「大丈夫」「ちゃんと聞いてるよ~」「うんうん!わかってるよ!」
のような前向きな態度でお子さんの話を聞いてあげましょう
家族みんなが話す速度を気持ちゆっくりにすることで
ゆったりとした環境づくりも大切です
保護者の方が吃音を否定的に捉えていると
お子さんにとっても吃音は「悪いもの」になってしまいます。
お子さんが安心感を感じることで自然に吃音が軽減するということがあります。
年齢が進んで、吃音の自覚のある小学生のお子さんの場合は、
環境設定に加えて、ゆっくり話したり、
柔らかい声で話す話し方を練習したりします。
また「吃音とはいったいどんなものなのか」
と理解を促したり、同じ吃音を持つお子さんと
嫌だったことや大変だったことなどの気持ちを
打ち明け合ったり…。
吃音を理解して、乗り越える自信がつくように支援します。
吃音をお持ちのお子さんの保護者の方、
まずは指摘しない、否定しないと環境設定をしてみて
言語聴覚士やことばの教室の先生に相談してみてくださいね。
きっと良い相談相手になってくれると思いますし、
保護者の方が正しい知識を得ることもとても大切です
それでは
おやすみなさい