9月18日のライブやイベントをもって、時の体制での活動を終了したアイドルグループ、&only(アンドオンリー、アドオリ)のCDが18日の物販にあったので、音を形あるもので手にしておきたいysheartは、それを購入して聴きました。
『はじめまして&onlyです。』
1.Overture
2.トキメキラメキ
3.トキメキラメキinstrumental
4.わんだぁらんど
5.わんだぁらんどinstrumental
6.&only
7.&only instrumental
本当にシンプルな中身ですが、それでも、
音やライブ、それを演じたメンバーの記憶を、
形あるもので振り返りたい私にとっては、
CD音源が手に入ることは、大変ありがたいことなのです。
アドオリは、今年1月にデビューして、8か月の活動で、ひとつの時代を終えました。
(終了時点のメンバー3人は、小倉梨緒さん、望月まいはさん、白金舞さん。小倉さん白金さんがやめることになり、望月さん中心に新体制が準備されるようです。
私は、白金さん推しでした)
私は、4月に初めてライブを観て、月1のペースで観てきました。楽曲を十分に覚えないままでしたが、これが手に入ったことで、少なくとも収録曲の3曲は歌詞とメロディを客観的に知ることができました。
この3曲は、たしかに、アドオリのライブでほぼ毎回聴いていました。
もっとも、未収録の新曲で、8か月間の後半に、いい曲もありました。
それが形ある音源で聴けないのは惜しいですが、短い期間のいくつかを気が向いたときにCDとして取り出せるのはうれしいことです。
「わんだぁらんど」は、どこかで聞いたようなメロディをもった安定感のある曲です。
しかし、未収録の曲も含めて、白金さんはじめ、メンバー皆さんなかなかの歌唱力・パフォーマンス力を見せてくれました。
ところで、最近は、雨後の筍のようにアイドルグループが現れ、
鴨川の水のように、昨日のアイドル一覧は、
今日のアイドル一覧ではない(←何を言ってるんでしょうか笑)。
つまり、
消えては現れ、あるいは、旧グループの誰かと誰かが、新たなグループになって・・・という離合集散を繰り返し、
現時点で日本に存在するグループを一覧表にしようとしても、
完成したころには、すでに現実を反映していない(情報が古くなっている)、
という目まぐるしい変化の世界だという意味です。
その中で、アイドルを観ていると、
そんな中でも、一般の人にはなじみがないけれど、アイドルの世界では定着していく楽曲というものが、
存在していることに
気づかされます。
そうやって歌い継がれ、
アイドルのスタンダードとして残っていくのだろうかな、と考えます。
私は、しかし、それでは物足りなく感じます。
古代社会からの語り部や口承ではなく、
録音して世に出していくことが、
文化の中身を充実させ、
後の世代にその価値を伝えていくことにつながる、と私は思うのであります。
最近は、配信とは別に、レコードやCDを”フィジカル”と呼んで区別するようですが、
私はこういった呼称が好きません。
わずかな期間の、中高生くらいの年代による作品でも、
かりにもお金のかかるライブステージで一般に向けて演奏されたということは、
すでに文化的な価値があると思うのです。
アドオリのように、他のアイドルも物販にCDを置くことは、
もっと多くの現場で実現するといいなあと思っています。
あらためまして、白金さん小倉さんおつかれさまでした。
またどこかで会いましょう。
では、また!