昨日、小僧さん、小学校からこんなチラシを貰って帰った。

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もう何十年も前の夏休み。

当時、高校教員で連続で休みが取れるのは夏休みか冬休み。

フィージーに行くつもりで飛行機もホテルも予約し楽しみにしていた。

当日、台風の影響で日本を出国する旅客機が欠航になり、結局、全てキャンセル。

同じ年の冬休み、今度はバリ島に行くことにした。冬休みに入ってすぐ赤道を越えヒィンディ教徒が多いバリ島でホテルの従業員の家族の子供たちが中心になってクリスマスソングを歌ってくれた。

とても思い出深い歌声だった。


さて、フィジーには行けず心残りだったが、随分、時間が経過し、フィジーの離島に行くことにした。

本島の飛行場から小さなセスナに搭乗。

機長は立派な制服を着ていたが機体の計器類に不安があり、少しだけ覚悟を決め、小さな島に向かった。その島の畑のような飛行場の中だったか近所だったか記憶が無いが、子供たちがラグビーをしていた。一心不乱に。

10年程前の教え子にラグビーをやっている小学生がいた。同じ頃、母校の野球部が創部以来、確か4回目の神宮出場を決めた。応援に行くことにした。試合には負けたが応援は最高に盛り上がった。その中学受験生のラグビー少年へのお土産は秩父宮ラグビー場で何かを入手し、四谷のわかばのたいやきにした。大分市にある中高一貫校の入試が迫ってきているある冬の日、父親と2人で東京に行くと云う。理由はラグビーの応援。よっぽど止めるように言おうと考えていたが保護者さまの方がラグビーには熱心なところもあり、多分、かなりの高カードだったようなので、引き止めなかった。受験で失敗すれば僕の責任だ。

その後、中学にも無事合格し、高校生の頃は体育祭で応援団長として活躍したようだ。今は東京の大学に在籍中。将来は優秀な歯科医になることだろう。


さて今回も高カードだ。

何とか応援に行きたいと考えている。


あの時、裸足でラグビーボールを追いかけていたフィジーの子供たちのうちの何人かが遠路はるばる大分市のラグビー場で試合を見つめているかも知れない。