こんにちは。すばるです。
アメリカに越してきてから色々と調べ物をしていたのですが、アメリカでのクレジットカードの必要性に圧倒されたため、早速クレジットカードを作成しました。
この記事では、なぜアメリカでアメリカのクレジットカードを持っていることが重要なのかをまとめたいと思います。
まず、アメリカのクレジットカードは、お金を使う機能としてはほぼ日本と同じような仕組みになっています(日本でクレジットカードを使ったことがないので経験的にはなんとも言えませんが......)。
詳しく述べると、
- クレジットカードで買い物をする(分割払いなども可)
- カード会社が一月分まとめて請求してくる
- 請求分を払う
という流れは同じになっています。
ひとつ違いとして、日本では何割払いかを支払い時に選択しますが、アメリカの場合では支払い時ではせず、請求分を払うときに、どのくらい払うかを自分で決めることができます。
自分で毎月払う分を設定できるリボ払いみたいのようなものです。
注意する点として、一月分の請求を全て払わないと、払い残しの分は翌月の請求に加えられるのですが、この際に「APR」という利子みたいなものをプラスして払わなくてはいけなくなります。
日本の家庭科の授業で「リボ払いは危険!」と教わったのですが、アメリカのクレジットカードだとリボ払いがある意味前提になっているので怖いですね......。
さて、ここまでは日本とアメリカで大差ないように見えますが、ここからが決定的な違いです。
アメリカでは、クレジットカードに付随してくる、「クレジットスコア」というものがあります。
クレジットスコアは、大まかにいうと「カード保有者の社会的信用の点数」を示しています。
例えば、カード請求を全部その月に払わないで翌月に持ち越しすると、「その月に全額を払う経済的余裕がない」とみなされ、クレジットスコアが減点されます。
逆に、毎月全額払っていたり、そもそもの使用金額が限度額よりも1~3割程度だと、「計画性を持って支払いを済ませている」ということで、クレジットスコアが加点される傾向になります。
そして、一番重要なのが、このクレジットスコアは実生活に大きな影響を及ぼす可能性があるということです。
例として、
- マンションスタイルのアパートの一室を借りる
- 就職活動をする
- ローンを組む
- ポイント制度が充実しているクレジットカードを作る
上のような時に、クレジットスコアを要求されることが多いです。
特に、
「クレジットカードを作るのにクレジットスコアが必要だなんて、鶏と卵じゃないか!」
って感じですよね。
この点に関しては、特に初めてアメリカに留学や駐在する人が直面する問題だと思います。
幸いなことに、ANAなどの航空会社が、アメリカ用のクレジットカードを作ってくれるような制度もあるらしいです。
特に学生の場合は、学生用のクレジットカードを作ってくれる銀行もあるみたいです。
また、最悪の場合、secured credit card という、限度額と同金額の保証金を先に銀行に払っておくことを条件に、発行してくれる制度もあったりします。
いろいろな手を使って、とりあえず最初のクレジットカードを作っておいて、クレジットスコアがよくなったらもっと特典の豊富なクレジットカードに乗り換えるといいと思います。
今回、私の場合は、学部時代の時から使っている Bank of America でクレジットカードを作りました。
オンラインでは作ることはできず、センターに赴いて恐る恐る申請したところ、
「もう5年もBank of Americaを使ってくれていて、その間なんの問題もなかったから、クレジットカード作れるよ!」
とのことだったので、無事作ることができました。
それと同時に、焦りすぎて、Stanford大学の信用組合を通じてもう一枚作ってしまったのですが、スコアとしてどうなることやら......。
カードを短期間に何枚も作ると、「なぜか大金が急に必要になった人」と思われて、スコアが低くなるらしいです。
この先、クレジットスコアがどう変動していくのか、見守っていきたいと思います。