アメリカの大学院受験で特にストレス要因になるのは、合否通知がほぼ受かった順から来ることです。
(ちなみに、本当に勝算がないような場合にもすぐに不合格通知が届きます。)
生物や化学だと1月に合否が決まり始め、2月下旬にはほぼ全ての通知が届いていることが多いそうです。
物理や数学では2月下旬に決まり始め、3月上旬にほぼ全ての合否が決まります。
それ以降に結果が来ない場合は、受からなかったと思っておいた方がいいでしょう。
合否を待つ際のアドバイスとして、受験仲間とは結果を共有しない・受かっても誰にも言わないことです。
同じ大学院を受けて他の友達が受かっているのに自分は受かっていないと、結構憂鬱になります。
お互いのために、静かに合否を待ちましょう。
ところで、上のアドバイスと真逆の流れになりますが、実は大学院受験には
The Grad Cafe (https://www.thegradcafe.com/)
という、とても精神衛生に悪いサイトがあります。
というのも、このサイトでは、受験者で合否通知などをもらった人が、受けた学科・通知の日時・合否などを載せていくのです。
同じ学科受験者が合否をもらったかどうかがわかります。
つまり、「他の人が合格をもらっているのに自分には全く連絡が来ない」という状況が分かるのです。
周りも全く音沙汰がないのなら希望はありますが、周りが受かっている中で自分がまだ受かっていないということは、合格する確率がどんどん低くなっていることに値するのです。
というわけで、もし3月上旬になっても The Grad Cafe で合格の報告があまり出ていない場合は希望を持ってもいいかもしれません。
ただ、受験生全員がこのサイトを使っているというわけではないので、過信しないでください。
さらに、物理科・数学科については、
と
という、学科別の受験ポータルがあります。
ここでは、受験生が各自
- 学部のレベル
- 自分の人種・性別・国内生/留学生
- 専攻・GPA
- GREの点数
- 研究経験
- 受験する/した大学とその結果
などを記載していく慣習があります。
ここで、過去にどのくらいのレベルの人がどういった院に合格したか、現在一緒に受験している人が既に受かっているかどうか、などという情報を得ることができます。
気休め程度に登録してみてもいいかもしれません。
最後に、原則4月15日までに全ての大学院に入学・辞退の意思表示を行います。
もし4月15日までにどの院にも受からなかった場合、もし空きがあればウェイトリストに載せてくれる大学院もあるので、辛抱強く待ちましょう。