1ヶ月前、佐藤優は講演会の質問で以下のように答えていた。


(客)「橋本元総理がこないだ中国に行きましたけど、あれは傍から見ていると非常に情けないなと思うのですが」


(佐藤)「僕もねぇ、非常に情けないと思う。だけどですよ、だけどあえて橋本さんの意を忖度させてもらえば、今日中間にパイプがないじゃないかと、そしてそれを出来るのは俺しかいないじゃないかと、そういうことだと思います。」



橋本元首相が死んで、昨日国技館で合同葬が行われたらしい。だいぶ早死にしてしまった総理を、なんとも惜しいことだと嘆いてもどうしようもない。


佐藤の言葉はまるまる頭の中に残してあるが、橋本関連のニューズを聞くたびに記憶の引き出しから取り出される。


中国と日本を戦略的に考え、架け橋になろうとした橋本が世論に受け入れられず、「どうしてああなるのか」と無念に死んでいったと思うと涙しか出てこない。
橋本は最後まで政治家らしく、感慨深い男だった。


さらば、橋龍!


過去記事

佐藤優かく語りき「橋本総理は帝国主義者だった」
http://blog.livedoor.jp/standupjoe1/archives/50483519.html

参考記事

「礼節の人」橋本氏 最後の別れ(産経新聞)
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/seiji/20060809/m20060809001.html

日韓首脳に『信頼』不可欠(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20060809/mng_____kakushin000.shtml

東亜虚々実々(行政調査新聞)
http://www.gyouseinews.com/storehouse/may2002/001.html