ロンドン市内で爆発があったが、よくわからない

今日、7日午前8時50分(日本時間同日午後4時50分)にロンドンで爆発があった。邦人被害は、まだいないとのことである。正直この事件についての詳しい情報は全然まだ入ってこない。情報は錯綜している。

この事件の一報を聞いたときは、「ふーん、IRAあたりが暴れているのかなぁ」と思いながら、ニュースを見ていた。「どうせ、たいしたもんじゃ、ねぇだろう、イラクでは毎日何十人と死んでいるのだから」ぐらいの感じである。

しかし、結構これは大きなニュースになってきた。だから注意深く観察している。とりあえず、今は情報が無いなりに、考えるところを速記で書いておきたい。これが以後、役に立つかも知れないから。

一つ、気になるのは、報道局はなんーか、妙だ。テレ朝も、NHKも、TBSもみんな、同時多発テロと断じてしまっている。これはおかしい。なぜ早々とテロと決め付けるのか?

仮に本当にテロだとしても、一体誰が、何の目的でやったというのか?そしてそれは充分証明可能なのか?本当に国際テロ組織アルカイダがやったと確信できるだけの情報があるのか?この影響による真の利益はどこにあるのか?


ブレアも、ブッシュも、小泉も、みんな、テロは憎むべき、テロに屈してはならない、国際社会は一致団結してテロ根絶、といつもの念仏唱え始めた。もう飽きた、こんな表面現象はどうでもいい、でも森本敏も、未だにこんなこと言ってるからなぁ。

嘘は大きいほど、人は騙されやすいと言った、ヒトラーは本当にさすがだなぁ。権力者というものはどれだけ嘘ついて、騙せる能力があるかで決まるのだろうなぁ、と諦観している。


ブッシュに会う機会があるなら、「この嘘つきめが、コケコッコー、コケ(鶏の鳴き声)」といいながら、口にプレッツ詰め込んでやりたい。なんか妄想激しいな、俺。

真面目に語ろう。どうも、今の米国と英国は相当激しいいがみ合いをしているのではないか?と正直思っている。その遠縁で今回の事件も解釈できなくは無い。いくつか気になる記事があった、転載する。


(ロイター転載)


米大統領、英首相にイラク戦争支持の見返り期待しないようにとクギ
2005年 07月 5日 火曜日 13:29 JST


ロンドン 4日 ロイター] ブッシュ米大統領はブレア英首相に対し、6―8日に開く主要国首脳会議(グレンイーグルス・サミット)で、イラク戦争支持の見返りを期待しないようにとクギをさした。

 ブッシュ大統領は、英ITV1テレビとのインタビューで、「米英関係がなにか見返りを求め合うようなものだとは考えていない。ブレア首相は私同様、平和維持と対テロ戦争勝利にとって最良と思う方法をとることを決定した」と語った。

 英国はサミットの議長国で、ブレア首相は地球温暖化対策やアフリカ諸国の貧困撲滅に関して、意欲的な目標を打ち出している。

 地球温暖化問題については、週末から行われているサミットに向けた土壇場の交渉で、一定の合意に達する可能性があると報道されており、シラク仏大統領も3日、同様の見解を示している。

 ただ、ブッシュ大統領は地球温暖化問題にはあまり積極的ではなく、専門家は、サミットでは突っ込んだ議論はなく、最低限の合意しか期待出来ないとみている。

(日経転載)

イラク駐留軍、英国防省が半数撤退案・英紙報道
 【ロンドン=共同】5日付の英紙フィナンシャル・タイムズは、英国防省が来年4月までにイラク駐留英軍の約半数を撤退させる計画の草案を作成したと報じ た。

英軍管轄の南部4州の治安が比較的安定していることが理由で、同紙は今年秋にも4州のうち少なくとも2州で治安権限をイラク側に移譲する可能性がある としている。

 南部4州には自衛隊が駐留するムサンナ州が含まれるが、同紙は2州を明示していない。英国防省は、何も決定していないとしているが、実際に英軍の大規模削減が実行されれば、12月に期限切れとなる自衛隊の派遣延長をめぐる議論にも大きな影響を与えそうだ。

 同紙は(1)来年の4月までに現在の8500人の英駐留部隊規模を4000―5000人に削減(2)2007年の3月までに1000人程度の顧問と訓練官だけを残すのが「最もあり得るシナリオ」としている。

 英国防省、軍幹部はイラク南部は激しい武装闘争が起きておらず、イラク側へ早期の治安権限移譲が可能とみている。 (12:34)

(転載終わり)



上の記事がどーも俺には気になる、英国が自力で戦略を立てる様相が透けて見える。それは必然的にアメリカと対立するもんだ。で、これは米国にとっては非常に不愉快だろう。くそったれども、俺の言うことを聞きやがれ、って感じかな(笑)

MI-5とMI-6がどこまでつかんでるのかは知らんが、相当激しい対立があるんだろうなぁ、と自己解釈している。CIAとNSAがどこまで動いているんだか。


でもまだまだ、情報足らないよ、全然わからない。しかし如何にせよ、どうやら、もうアルカイダの、もしくは出所が分からん狂信的なイスラム系の、組織をでっち上げて、そいつらの責任にさせて、都合よく進めていこう、と決まったようだ。なんでもありは漫画の世界じゃないだろう。