著者: 井上 雄彦
タイトル: SLAM DUNK 完全版セット 24巻


「オヤジの全盛期は全日本の頃か?」



「……」



「オレは……


    

          ――今なんだよ」




バスケを始めて数ヶ月の桜木花道が
全国大会中に安西監督に向けて放ったセリフです。


背中にバスケ生命を奪うほどの致命傷を負いつつも、


「オレの全盛期は今。高校最強のチームを目の前にして
                今勝たずしていつに勝つ?」



バスケ経験わずかである花道が、全国最強のチームを目の前に
怖気もせずに勝利への意思を固め、
わずか数分の間で断固たる決意を決めた瞬間だった――。


「将来なんてしったこっちゃねー、
   でも、目の前のチャンスを逃したくもない!
             必ず勝つ! ただそれだけだ」


愚直なまでの勝利の意思。
将来に対して不安を抱えつつも、決死の決意でコートに戻る――。

勝利と同時に覚悟をも同居する断固たる決意。

そういう強い決意は人を、自分をも突き動かす魔力を持っています。
時間のありがたみ、そして「今」をなによりも大事にし
目の前の目標に向かってただ無邪気にひた走る。



自分もそういう状況にするにはどうすればいいのか?


それについては、目標を細かく分解していきましょう。
いきなり大きなものを設定するのではなく、
超小さいことからでも構いません。



1kg減量目指して食事制限する。

英語を1日1単語覚える。

企画を1日1つ考える。

1日1人、アポイントを取ってみる。

必ず月イチで飲みに行く。

大事な人を想って一筆執ってみる。

1日1回はメールする。


なんでもありです。



大事なことは、大きな目標に向けて
今できることを探し出し、愚直に一歩一歩前進する。

その、小さな目標達成にも徹底してこだわるという感覚。

それがやがて断固たる決意に近い行動力と精神力を
自分に宿すための一つの手段でもあります。



「断固たる決意」をする機会をうかがいながら、
自分が取り組んでいるいろいろなことに目標を設けてみて、
ただひたむきに取り組んでみることも、なかなかにおもしろいと思います。