仕事帰りに来てくれたタローくんも加わり、ひとしきり私がやってきた嫌がらせで笑った。



母→あんたは本当に〜(笑)やることが陰湿ねー!!(笑)っていうか、バレたら犯罪じゃないの(笑)


サナ→いや!いいよ!超ウケル(笑)まじかー!(笑)お姉ちゃん何もしてこなかったらどうしようかと思ってた!!
不法侵入したのはオンナのほうなんだから仕方なくね!?(笑)腹壊して内臓と目、腐ればいいよ!!(笑)


タロー→そんな楽しいことやるなら手伝いたかったー!!(笑)そんなに香水吹きかけられたら鼻もバカになりそうっすね(笑)






みんながお腹を抱えてゲラゲラ笑ってた間、黙ってた父。





父→…で、おまえはどーすんだ?






しーーーん………







私→離婚覚悟で準備していく。まずは香水のことで夫を攻める。それ次第かなぁ。
もしも、開き直ったりしたら離婚。謝れば離婚はしない。
だけど、どっちにしてもオンナのほうには慰謝料請求する。
とりあえず、今までの証拠は弁護士の先生に見せて、預けておく。



父→父親がいなくなることについては、子供達のことはどうするんだ?



私→私が死ぬほど働く。父親がいないことで苦労させたりはさせない。
アキとハルの精神的には、きっと寂しい思いすると思う。父の日だったり、行事だったり、休日だったり。
だけど、信頼し合ってない両親を見せるのは、もっとアキとハルを追いつめることになると思う。



父→ん。よし。





よし。って何が?と思っていたら。



父が、すっと立ち上がり、二階から通帳を持ってきた。



名義は、アキとハル、そして私。








私や子供達の生まれた翌月から、毎月1万円ずつ定額貯金されてる口座の通帳だった。



父→この口座は、俺が死ぬまで貯金を続ける。
おまえのは、おまえにやる。おまえの為の金だから。これからの弁護士費用に使ってもいいし、今後の生活にとっておいてもいい。
弁護士費用を借りたいって言うなら、別の金がある。
金のことは心配するな。
おまえの好きなようにしろ。俺も母さんも、定年退職にはまだまだ時間がある。退職したって、また働く。
だけど、どんなに頑張っても、おまえや子供達よりも早く逝くし、病気にもなるだろう。それまで食わしてやることぐらいはできる。
だけど、おまえがガムシャラに頑張らなきゃいけないんだぞ。
母親だけじゃなく父親も役目を果たさなきゃいけないんだから。










お父さん、ありがとう