待合室に入り、深く深呼吸をした。
笹木先生がニッコリ笑った。
それを見て、良かったんだ…ちゃんと通じたんだ…と実感した。
その途端、猛烈に喉が乾いて声が出なくなった。(笑)
注意深くドアを開けてトオル達がいないことを確認して、自販機まで小走りで向かった。
笹木先生の分に微糖のコーヒー、私は一気飲み用にミルクティーとウーロン茶を買った。
ピンヒールを履いていたが、まるで忍者のようにサササーッ!と廊下を駆け抜けて、待合室へと戻った。
笹木先生に微糖コーヒーを渡し、長椅子へ座った瞬間にミルクティーの蓋を開けて、一気飲みした。
甘くて美味しい。
自分の味覚に自信が持てた。
あぁ…生きてるって…これだ!
↑大げさ(笑)
興奮気味に話す笹木先生。
それに釣られて、私も興奮(笑)
二人で乾杯した(笑)
そこへ、ひょこっとハイミスが顔を出した。
ハイミス→婚姻費用は成立になりそうです。マナさんの言い分に沿った形になると思います。(笑)
で、離婚と面会の次回期日なんですが…どうします?
笹木先生→あちらは何と?
ハイミス→9月の○日が良いと。
笹木先生が手帳をめくる。
笹木先生→その日で結構です。
相手女性との訴訟によっては、次回以降は出頭せずに電話会議で応じるかもしれません、と裁判官と書記官にお伝えください。その際には、期日1週間前までには連絡いたします、と。
あ、これは相手側には伝えないでください。
ハイミス→分かりました。裁判官と書記官にだけ伝えます。
マナさん、まず一安心ですね(笑)
ニッコリ笑って、ハイミスは出て行った。
ハイミスの背中を見送った後、笹木先生はコーヒー、私は2本目のウーロン茶で興奮気味にはしゃいでいた。
ハイミスが、またひょこっと顔を出した。
ハイミス→先生だけ。ちょっとお願いします。
笹木先生が立ち上がって、ハイミスと出て行った。