弁護士先生からの言葉を皆に説明し、子供達が寝静まってから、父が家の電話から夫へかける。




父→もしもし?


夫→もしもし、こんばんは。おとうさん、どうされましたか?


父→いや。夫婦喧嘩にしては、ずいぶん長引いてるし、君は離婚したがっていると聞いてね。マナ(私*仮名)の言い分だけじゃなく、君の話も聞こうと思ってな~


夫→そうですか。おとうさんには失礼なんですけど、僕はもうマナとは一緒に夫婦はやっていけません。
身に覚えもないし、してもいない不倫を疑われたり、そういう態度に僕はもう耐えられないんです。
マナや子供達の為に、1円でも多く給料稼ぐために、残業したり難しい仕事したりしてんのに。男なら職場での付き合いも必要でしょう。
マナはそういうのを全て不倫じゃないか、とか嘘ついてるんじゃないか、とか。僕ももう限界で。体重も一夏で75キロから66キロに落ちるほど悩んだんですよ。
なので、もうマナの言うようにやり直すことも無理ですし、性格が合わないんです。そもそも、不倫なんてバカなことを僕がするわけないでしょう?おとうさんからお願いされても、僕はもうマナとは暮らせません。


父→そうか。不倫はしていないのか。
本当だよな?嘘じゃないな?


夫→勿論ですよ!次は、探偵でも何でもつけるっておとうさんから言われて録音までされましたから、僕はそんなことしていませんよ!(笑)
僕は清廉潔白です。
マナが被害妄想してるだけです。


少し沈黙する父。
耳まで赤くなってる!
まずい!!!と思った瞬間…



父→…いい加減にしなさい。

夫→は?

父→離婚したいのは性格の不一致じゃないことは分かってる!不倫していることも分かってる!マナや俺達をバカにするのもいい加減にしろ!
性格の不一致じゃ、マナは君とは離婚しない!むりやり追い出しておいて!君の社内不倫が原因で離婚するんだ!!
不倫の証拠もある!不倫相手のことも分かってる!こっちは弁護士雇った!弁護士から連絡行くまで、自分のした事を考えろ!!


ピッ!


鼻息荒かった父が、我に返る。


父→あ、切っちゃった!






一同爆笑(笑)



お父さん、カッコイイけど、マナの説明したこと守りなさいよー!!
どうするのよー!!!(笑)
切っちゃった、じゃないよー(笑)





皆は笑ってたけど、私は嬉しくて笑いながら泣きました。



この騒動になる前からも、起きてからも、ずっと冷静に動いていた父。


本当は、こんなに感情的になるほど、私のことを思ってくれていたんだ。

こんなに怒っていたんだ。

いつも穏やかで、感情を表に出さない父が私の為に怒鳴ってくれてる。






そんなに穏やかな父を怒らせたんだから、やっぱり夫と伊井さんへは、地獄への片道切符を渡さねば、と。



父も母も、サナもタローくんも

何より、私と子供達




私の気持ちを思い知ればいい。