60話にして、ようやく当初の目標だったヘイト・スプリガンの一件を片付けることができました。

まあ、完全に片付いたと言えば、そんなことはないのですが。

人間に戻ったカマセーヌさん、そのままってわけにはいかないですよね。元々は死んでいた人物で、夢の騎士・リアルの手によってヘイト・スプリガンになりました。

そして、王宮を制圧し、冥王アメリカーンを王座から引きずりおろし、冥王になって自らを生き返し、肉体を手に入れました。

しかし、生き返れたのはよかったのですが、冥王になってしまったので冥界の盟約によって、冥界から動けなくなってしまいました。(使者の魂を管轄する役割の冥王にぶらぶら他の世界に行かれても困るため。何か有事のときに備えて冥王はいつでも冥界にいなければならない)

そのため、冥王四天王の一人である大神官キヌーゴの儀式によってミズキに冥王の座を継承しようとしていたのです。

無論、ミズキにまんまと利用されていた(ミズキは、王位だけでなく、ヘイト・スプリガンの圧倒的な力も合わせて手に入れようとしていた)わけですが、ヘイト・スプリガンは知能が低いので気が付きませんでした。

で、今残っているのは生き返ったけど、ヘイト・スプリガンではなくなったカマセーヌ氏。

これも今後書いていきますが、彼はアメリカーンの手によって再び死人に戻ることになります。例え悪霊になったのが本意ではなかったとしても、多くの冥界人を無差別に殺戮したことには変わりありませんので。

60話「諸行無常」は、今まで話の中核になっていたヘイト・スプリガン事件が収束し、新たにラスボスであるリアルのお披露目という回だったのですが、今まででトップクラスにふざけた話にしてしまいました。

冥界神ハ・デス、大狂帝ポンチ、究極超魔帝チワワワ(鳴き声:「びごわっしゅ」)というわけの分からないメンツが出てきましたが、とりあえずもうコイツらのことは忘れて下さい。覚えていても意味ないので。


さて、主なキャラクターの現在の状況を整理してみましょう。


・ウィーナ

ハイムに諭され、リレー作戦を託して戦場から離脱。冥界民間軍事契約組織調整委員会の不穏な動きに対抗すべく、委員会へ向かう。その途上で、体力の消耗・疲労から休息を取るべく、部下のフィーバ、エイカンを伴って一旦屋敷へ入った。ポツポツと途中経過は挟んだが、主人公なのに長らく出番が空いている状態。

ただ、リレー作戦は部下達の活躍あって無事成功し、イケメンコやメルーリアが消えることにより、下界のメルール王国の民達が再び争い、競いながら生きていくことになるので、もうしばらくしたら女神の力を取り戻すと思われる。


・ロシーボ

ウィーナと別れた後、リレー作戦を続行。下界まで辿りつき、見事作戦を完遂。異形の姿となった下界の王女メルーリアを救うため、彼女の命をメモリーナイフに保存し、肉体から切り離す。また、戦いの最中、ウィーナの力をアーマーにトレースし、ウィーナしか解けないはずだったハイムのヴァンパイアの肉体の封印を解いている。現在、下界にいる。


・ハイム

リレー作戦に参加し、見事作戦を遂行。仮の姿で瀕死になり、そのまま死ぬことを望んだが、ロシーボの手によって元のヴァンパイアの姿に戻った。圧倒的な力で一瞬にして勝負をつける。その後、メルーリアを説得した。現在、下界にいる。


・ウォーン

ウィーナの実弟で、下界の入り口でハイムを待ち構えており、仲間になった。現在、下界にいる。


・アメリカーン

冥王の座から引きずり降ろされたが、なんとか反乱軍を鎮圧させ、儀式の間まで到着。王位継承の儀式を執り行って再び冥王に返り咲くところ。


・アツアー

アメリカーンと合体し、アツカーンとなって奮戦していたが、ロシーボのパーティアタックによってアメリカーン共々死にかける。その後、何とか後続部隊に回復してもらってロシーボ達と合流。反乱の首謀者・ミズキを殺し、もう一人の首謀者・キヌーゴの寝返りを受け容れた。そして、機転を利かせてイケメンコに致命傷を与え、作戦を成功に導いた。コイツがいなかったらマジでヤバかったと思う。


・キヌーゴ

形勢が不利になったので裏切った。冥界でもトップクラスの大神官で、彼がいないと王位継承の儀式ができないから殺したくても殺せない。全部ミズキに反乱の責任をなすりつけたので、なんとか生き延びそう。ただし、<回復→不条理なとばっちり>というループによって、伊達サクットからの悪意あるかわいがりを受けている。


・ファウファーレ

委員会に身を寄せ、何かを企んでいるのだが、その目的はまだ不明。

ウィーナの神器である霊鎧サリファを確保したり、サクスにウィーナの拉致を命じたりしている。サクスへの「こっちが用を済ませたら、ウィーナ様はあなたのもの。永遠に力を失ったウィーナ様は、あなたが守るべき」という発言から、彼女の企ては「ウィーナの力をどうにかしようとするもの」らしいことは推測できる。

計画を進める上で邪魔になりそうな、バングルゼを初めとするウィーナの部下を殺害、または委員会から遠ざけた。


・サクス

ファウファーレの手駒。ファウファーレの「施術」によってパワーアップしたとのことだが詳細はまだ不明。ウィーナの拉致を命じられてウィーナの屋敷に到着。門番をしていたキッカイセーを殺害し、屋敷内部に乗り込もうとしているところ。ウィーナに対して下心丸出しの危険人物!


・ジョブゼ

傷を癒してウィーナに合流する途中だったが、道中でレディコマンドーに襲われているチューリーを見つけ、彼女を逃がしレディーコマンドーと戦う。現在、戦闘中だが、彼の加勢虚しくチューリーはファウファーレの手によって殺されてしまった。


・メメントモリ隊

冥王軍特務部隊。騎士×2(隊長ヘンリー、副隊長アリエス)、宮廷魔術士×2、エリート兵×2で構成される。ワルキュリア・カンパニーの仲間割れ事件の通報を受け、事情聴取、実況見分を行うためウィーナの屋敷に滞在している。


・リアル

59話でお披露目したラスボス

今のところ、コイツについて分かっていることは、イケメンコに万能の錬金術を与えたということ。また、カマセーヌにイケメンコが裏切ったとそそのかし、彼の恨みを増幅させてヘイト・スプリガンに仕立て上げたこと。目的はまだ明らかになっていない。


これからはウィーナになるべく視点を固定し、物語の収束に向けて進んでいこうと思います。もうそろそろウィーナの屋敷が舞台になるけど、まだウィーナに視点は戻せないかもしれません。

ファウファーレと委員会がらみを何とかしないとなー。


それでは、今日はこの辺で。