どんなダメ人間オヤジでも、一応仕事をせねばならない。
半営業職、半現場職、両方だ。
ハイブリッド、マルチというと聞こえは良いが、零細中の零細の末端なので、何でもやらざるを得ない。
キャバクラ行ったら、比較的すれていない感じの子がついてくれた。
AKBとかにいそうな、特徴のない美人(褒めてるのかケナしてるのかわからんな)だったがいい子であった。
早い時間帯3500円ぽっきり、おごりも延長もなしという、ダメ人間ぶり前回のケチケチオヤジぶりを発揮しながらも、元は絶対取るのが信条、1時間全力で、真面目な話から下世話なシモの話まで、色々盛り上がった。
そして、調子に載らず時間とともに席を立った。
ケチるくらいなら行くなとスマートな人たち、セレブは言うかもしれないが、ダメなりに、継続のために(何の継続だ)大事なマイルールである。
翌日新規問い合わせがあったので、営業先に行くと
ワタクシ「●●の●●ですが・・・」
受付嬢「少々お待ちを・・・あっ」
昨夜のAK美人であった。
「こ、こちらへどうぞ・・・」
会議室で、わずかとはいえ、ひとときの密室である。
2人で語り合ったシモの話が瞬時に思い出され、目が合わせられない。
「お茶をどうぞ。お待ち下さい。」
彼女が退室するまでの所作を待つ間の気まずさ。
まさか「昨日はお世話になりました」とも言えまい。
なんといっても新規さん先である。ここでとちってはいかん。
まかり間違っても「何曜日に入ってるの」とも聞けない。
いや、聞きたかったが喉まであがってきて、やがて押し込んだ。
・・・取引決まると良いな。
また会えるかな。特徴のないAK美人。