「君達を終焉へ向かわせてやろう」

「俺達が向かうのは終焉じゃなく、未来だっ」

俺は力強く言う

「そして俺達の思いも必ず未来へ繋げる」

「それはもう聞き飽きた」

空間に無数の鏡が出現した

「なんだ一体?」

「教えてやろう・・・これはお前達の未来を砕く神からの制裁だっ」

ヤツから無数の光が放たれる

その光は鏡に当たり、反射する

ほかの光も同様に反射し、二人を襲う

反射して反射してそれが無限に繰り返される

「くっ」

二人は必死にかわす

「くそっ、かわしきれねぇ」

俺も剣を弾かれた

二人の体が傷ついていく

「うわぁぁぁぁぁ」

容赦なく降り注ぐ光の攻撃

「こうなったら・・・」

男は鏡を破壊しようとした

だが鏡を破壊してもまた復活した

男は俺の所に来て防御壁を張る

だがそこに光の攻撃が集中する

男もかなりのダメージを負っているので防御壁をはる体力が減っていた

「無理・・・するな」

「そんな訳にはいかねぇ。お前はちゃんと自分の世界に戻ららねぇといけねぇんだ」

「クククッ、もう終わりだな」

(万事休すか)

だが鏡が急に壊れ初めた

空間にある鏡が次々と壊れていく

「なんだ?」

そして鏡が全て破壊された

そして俺が見たのは・・・

輝く光

そこには・・・そう、俺にとって遠い存在の人がいた

俺は手を伸ばす

だが届かない

「誰だっ?」

「・・・」

遠い存在は何も答えない

そして手を天に向けた

聖なる光がヤツを包み込む

「ぐはっ、なんだと」

「ヤツの動きが止まったぜ」

「あっ、あぁ」

やはり遠い存在の方に目がいってしまう

「おいっ」

「えっ?」

俺は我に帰る

「今ならヤツを倒せる」

「倒すって、どうやって?」

(またあの技を使うしかねぇ・・・だがあの技を使えばオレはもう)

男は目を閉じる

そして数秒経った後決心し、目を開く

男の体に気が集まる

遠い存在の人はヤツの動きを封じている

男の気がだんだん高まっていく

男は目を閉じながら俺に問い掛けてくる

「お前はちゃんと生きなきゃならねぇ」

「えっ?」

「そして絶対倒れるな。どんな事があっても・・・お前が倒れなければきっとその人も大丈夫だ絶対。オレが保証するぜ」

男の気がだんだん高まっていく

「オレは思うんだ。お前をどんな事があっても信じてくれる人がいるんなら、それは・・・希望だぜ。そしてどんな事があってもその人をちゃんと信じてやれ。」

「あぁ」

「今度はオレがそっくり返してやったぜ」

「・・・そうだな」

男の気が最大限になる

「ここでもうお別れかな・・・」

「!!!おいっ、お前」

俺はとっさに男の腕を掴んだ

「ヤツを倒すにはこの技しかねぇんだ」

「しかしっ」

「離せよ」

男は静かに言う

そして男は俺の手を強引に振り払い、ヤツに向かっていった

(これでオレもあの人の所へ行けるかな)

鬼神が出現し、ヤツを捕らえた

そしてヤツを

「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ」

そして一瞬男の声が聞こえたような気がした

「お前と出会えて良かったぜ」

と。

そして巨体な気がヤツを消した

そして・・・

俺はいつのまにか涙がこぼれていた

空間は静かになっていた

涙が地面に落ちる

誰かが俺の近くにきた

目の前には遠い存在がいた

「泣いてるの?」

俺は涙を拭う

「いや」

「ねぇ、私と一緒に来ない?」

遠い存在は唐突に聞いてきた

「一緒に?」

「そう、私と二人で遠い所に」

遠い存在は俺の手を掴んだ

だが俺は手をスッと引き下げた

「えっ?」

「俺はあんたとは一緒に行く気はない」

「なんで?私と一緒にくれば楽だよ」

「それでも俺は自分の世界に帰る」

「なんでそんなに帰りたいの?また嫌な思いをするだけなのに」

「それが生きていくって事だから・・・それに好きな人がいるから」

「・・・そうなんだ」

遠い存在は少し寂しげに言った

「その人のために戻るの?」

「あぁ、その人が心配でな」

「・・・・・」

「俺は決めたんだ。その人を守って、その人の心も守るって」

「・・・・・・・・・・・・・・・わかった。あなたを元の世界に戻します」
遠い存在は俺からだんだん離れていった

俺の目の前に光が現れ、それに飲み込まれた

一瞬だけ見えたが遠い存在は微笑んだかように見えた
















ガタンゴトンガタンゴトン

電車の中

俺は考えていた

あの出来事が今でも信じられなかった

でも実際にあの空間で男と共に戦った

あの空間があのあとどうなったのかはわからない

謎だな

今こうして生きてる事で
新しいものが見えてくる

どんなに辛くても苦しくてもすれ違いがあっても、最後はハッピーでありますように・・・



電車が駅に着いた

「行くか」






(体、筋肉痛だな)






END