新日本プロレス
DESTRUCTION'11
2011/10/10@両国国技館
直前コラム
めまぐるしい対立構図のストーリー展開にともない激化していくマッチメイク。ここ数年の新日本プロレスの復調を担っている大きな要素のひとつがこれだ。豊富な所属レスラー陣に加え外部レスラーを躊躇なく器用する柔軟さも新日本プロレスのパワーを表す形になっている。そんな中、当然ながら自社の選手を中心に据えて、育て、大きくしていきたいに決まっている。そこで今大会でクローズアップされるのが、内藤哲也である。
キャリア5年目の新世代レスラー・内藤は今、明らかに次代を担うスター候補として期待されたストーリーラインにいる。
二ヶ月前のG1では決勝戦進出。そして今回のIWGPヘビー級シングル初挑戦。G1で破っている棚橋への挑戦は合点がいく。しかも棚橋は優勝者・中邑を退けたので、次はやはり内藤なのだ。
しかし、どうなのよ? そう思っているファンは少なくないのではないだろうか。特に長年プロレスを見続けている目の肥えたファンほどそう思うのではないか。実際私自身がそう思っているのだ。
赤パンと白シューズだけでなく動きまである大物レスラーを彷彿させる。いや、コピーと言ったほうが正直だ。真壁が内藤をそう揶揄したときは激しく同意してしまった。また最近までのTシャツを着たままスタイルには嫌悪感を覚えかけた。
まだたいした実績を残していないくせに何をかっこつけているんだ。これが内藤に対する本音だった。
しかし、あるビデオを見て、内藤に対する見方が変わりかけている。
新日本プロレスのYouTubeチャンネルで公開された内藤の入門テスト時の模様。他の受験生よりダントツに際立った動きと存在感。そして意気込みの一言。プロレス界が真冬の時代だったにも関わらず、一途な新日本プロレス愛をアピールし、精一杯の気持ちを見せた。
続いて公開されているデビュー戦の映像からも、これぞヤングライオンなフレッシュさとひたむきさを兼ね備えた姿で好感を残していた内藤。
好きなことを全身全霊で一生懸命に取り組む美しさ。それが内藤の生きざまなら、純粋に応援していきたいと思った。
中邑だってキャリア2年で王者になっている。ならば内藤はもう5年。オリジナルフィニッシュムーブもある。Tシャツも脱いだ。あとは観る者に説得力を与えてくれれば、そのとき内藤は期待されるポジションに届いているだろう。
そのときが、この両国大会なのか、まだ時期尚早で今後にお預けになるのか。
内藤に乗る準備はできている。あとは内藤が我々を乗せてくれるか、だ。


DESTRUCTION'11
2011/10/10@両国国技館
直前コラム
めまぐるしい対立構図のストーリー展開にともない激化していくマッチメイク。ここ数年の新日本プロレスの復調を担っている大きな要素のひとつがこれだ。豊富な所属レスラー陣に加え外部レスラーを躊躇なく器用する柔軟さも新日本プロレスのパワーを表す形になっている。そんな中、当然ながら自社の選手を中心に据えて、育て、大きくしていきたいに決まっている。そこで今大会でクローズアップされるのが、内藤哲也である。
キャリア5年目の新世代レスラー・内藤は今、明らかに次代を担うスター候補として期待されたストーリーラインにいる。
二ヶ月前のG1では決勝戦進出。そして今回のIWGPヘビー級シングル初挑戦。G1で破っている棚橋への挑戦は合点がいく。しかも棚橋は優勝者・中邑を退けたので、次はやはり内藤なのだ。
しかし、どうなのよ? そう思っているファンは少なくないのではないだろうか。特に長年プロレスを見続けている目の肥えたファンほどそう思うのではないか。実際私自身がそう思っているのだ。
赤パンと白シューズだけでなく動きまである大物レスラーを彷彿させる。いや、コピーと言ったほうが正直だ。真壁が内藤をそう揶揄したときは激しく同意してしまった。また最近までのTシャツを着たままスタイルには嫌悪感を覚えかけた。
まだたいした実績を残していないくせに何をかっこつけているんだ。これが内藤に対する本音だった。
しかし、あるビデオを見て、内藤に対する見方が変わりかけている。
新日本プロレスのYouTubeチャンネルで公開された内藤の入門テスト時の模様。他の受験生よりダントツに際立った動きと存在感。そして意気込みの一言。プロレス界が真冬の時代だったにも関わらず、一途な新日本プロレス愛をアピールし、精一杯の気持ちを見せた。
続いて公開されているデビュー戦の映像からも、これぞヤングライオンなフレッシュさとひたむきさを兼ね備えた姿で好感を残していた内藤。
好きなことを全身全霊で一生懸命に取り組む美しさ。それが内藤の生きざまなら、純粋に応援していきたいと思った。
中邑だってキャリア2年で王者になっている。ならば内藤はもう5年。オリジナルフィニッシュムーブもある。Tシャツも脱いだ。あとは観る者に説得力を与えてくれれば、そのとき内藤は期待されるポジションに届いているだろう。
そのときが、この両国大会なのか、まだ時期尚早で今後にお預けになるのか。
内藤に乗る準備はできている。あとは内藤が我々を乗せてくれるか、だ。