Dynamite!!~勇気のチカラ2010~
2010/12/31@さいたまスーパーアリーナ
直前展望コラム
昨日の『戦極』は戦前の期待を遥かに超えた満足度の大会だった。これぞ格闘技!と自信を持ってお勧めできる好試合が観客の心を引き寄せてみせた。詳しくは別稿にて書かせていただくとして、翌日に控えた2010年を締める21世紀格闘技の年間最大イベント『Dynamite!!』も戦極に続いてもらわなければならない。
その鍵を握るのは選手たちのやる気以外にない。
終わりよければ全てよし・・・格闘技プロモーター自ら「今年は厳しかった、不況だった」と発言していた格闘技界の現状だが、こんな年の最後の最後をしっかり締めてみせればいいじゃないか。
プロモーターの死に物狂いの努力以上に重要な要素は闘う選手たちのパフォーマンス。より多くのファンを惹き付けるには彼らが格闘技の魅力を体現し続けるしかない。
一年でもっとも多くの視聴者がテレビの前に座る日に、格闘技がオンエアされて10年目。この絶好のプロモーションチャンスを生かすも殺すも選手次第。だったら全身全霊の格闘技を見せてくれや!・・・これが格闘技不況を吹き飛ばす原動力になるのだから。
MMA時代に組まれたミックスルールを強いられた青木と自演乙。これはかつての魔裟斗vsKIDに置き換えられる。つまりK-1と総合の両ジャンル代表同士の対決。
青木は「競技的に意味のない試合」と切り捨てたがまさにその通り。しかしながらこんなマッチメイクをしなければ成り立たない日本のテレビ格闘技界の現実を思い知らされる。
“ジャパニーズMMA”じゃない。日本格闘技の根底にあるのは“異種格闘技”なのだ。
どちらの専門ジャンルも傷つかない折衝ルールによる腕試し合い。そう言えば昔は戦前のルール調整が話題の中心となり、自ずとプロモーションとなった。
日本がMMA化を望まないなら、異種格闘技に立ち帰ればいい。MMAを極めたかったらアメリカに行けばいい。開き直ってしまえばいい。日本のメジャー格闘技は異種格闘技の舞台なんだと。
そう考えれば今大会のラインナップはしっくりくる。
石井vsジェロム・レバンナは柔道vsキック。
所vs渡辺はリングスvsボクシング。
京太郎vsムサシ、大和vsウィッキーはK-1対MMA。
思い直してみればPRIDEがそうだった。同一ルール下での異種格闘技戦。K-1こそそうだった。
これが日本のメジャーテレビ格闘技なのだ。
もちろんMMAとして世間に広く浸透したほうがいいに決まっている。日本がそうなるには選手自身が努力するしかない。MMAの素晴らしさとは何か、体で証明し、言葉でフォローするしかない。
今大会では純粋なMMA戦に臨む選手に重責がある。
桜庭、マッハ、川尻、高谷、宇野、宮田、水野。
テレビを通じて全国の一般視聴者に、異種格闘技戦とMMAと、どちらがインパクトを与えられるのか。
視聴率という数字で結果が出てしまうシビアな世界で、MMAが勝れば“ジャパニーズMMA”の未来は繋がる・・・
私はもはや“異種格闘技”でいいと思っている。何故ならMMAを求道したい日本人選手はすでにUFCを目指しているから。
日本でMMAが成熟できないのなら、日本は日本なりのやり方でやればいい。それでも私は日本の格闘技を追い続ける。
10年目のDynamite!!は“ジャパニーズMMA”にとっての最後の審判になる。
だったらしっかりMMAを見せ付けてほしい。そう願うのみである。
2010/12/31@さいたまスーパーアリーナ
直前展望コラム
昨日の『戦極』は戦前の期待を遥かに超えた満足度の大会だった。これぞ格闘技!と自信を持ってお勧めできる好試合が観客の心を引き寄せてみせた。詳しくは別稿にて書かせていただくとして、翌日に控えた2010年を締める21世紀格闘技の年間最大イベント『Dynamite!!』も戦極に続いてもらわなければならない。
その鍵を握るのは選手たちのやる気以外にない。
終わりよければ全てよし・・・格闘技プロモーター自ら「今年は厳しかった、不況だった」と発言していた格闘技界の現状だが、こんな年の最後の最後をしっかり締めてみせればいいじゃないか。
プロモーターの死に物狂いの努力以上に重要な要素は闘う選手たちのパフォーマンス。より多くのファンを惹き付けるには彼らが格闘技の魅力を体現し続けるしかない。
一年でもっとも多くの視聴者がテレビの前に座る日に、格闘技がオンエアされて10年目。この絶好のプロモーションチャンスを生かすも殺すも選手次第。だったら全身全霊の格闘技を見せてくれや!・・・これが格闘技不況を吹き飛ばす原動力になるのだから。
MMA時代に組まれたミックスルールを強いられた青木と自演乙。これはかつての魔裟斗vsKIDに置き換えられる。つまりK-1と総合の両ジャンル代表同士の対決。
青木は「競技的に意味のない試合」と切り捨てたがまさにその通り。しかしながらこんなマッチメイクをしなければ成り立たない日本のテレビ格闘技界の現実を思い知らされる。
“ジャパニーズMMA”じゃない。日本格闘技の根底にあるのは“異種格闘技”なのだ。
どちらの専門ジャンルも傷つかない折衝ルールによる腕試し合い。そう言えば昔は戦前のルール調整が話題の中心となり、自ずとプロモーションとなった。
日本がMMA化を望まないなら、異種格闘技に立ち帰ればいい。MMAを極めたかったらアメリカに行けばいい。開き直ってしまえばいい。日本のメジャー格闘技は異種格闘技の舞台なんだと。
そう考えれば今大会のラインナップはしっくりくる。
石井vsジェロム・レバンナは柔道vsキック。
所vs渡辺はリングスvsボクシング。
京太郎vsムサシ、大和vsウィッキーはK-1対MMA。
思い直してみればPRIDEがそうだった。同一ルール下での異種格闘技戦。K-1こそそうだった。
これが日本のメジャーテレビ格闘技なのだ。
もちろんMMAとして世間に広く浸透したほうがいいに決まっている。日本がそうなるには選手自身が努力するしかない。MMAの素晴らしさとは何か、体で証明し、言葉でフォローするしかない。
今大会では純粋なMMA戦に臨む選手に重責がある。
桜庭、マッハ、川尻、高谷、宇野、宮田、水野。
テレビを通じて全国の一般視聴者に、異種格闘技戦とMMAと、どちらがインパクトを与えられるのか。
視聴率という数字で結果が出てしまうシビアな世界で、MMAが勝れば“ジャパニーズMMA”の未来は繋がる・・・
私はもはや“異種格闘技”でいいと思っている。何故ならMMAを求道したい日本人選手はすでにUFCを目指しているから。
日本でMMAが成熟できないのなら、日本は日本なりのやり方でやればいい。それでも私は日本の格闘技を追い続ける。
10年目のDynamite!!は“ジャパニーズMMA”にとっての最後の審判になる。
だったらしっかりMMAを見せ付けてほしい。そう願うのみである。