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Jスポーツが企画した5日間ぶち抜きミニシリーズはジュニアタッグのリーグ戦。
しかも連日全大会テレビ生中継。


テレビ離れが顕著な昨今、視聴者を確保するには局独自のキラーコンテンツが必須だ。そんな中、Jスポーツの動きは評価できる。


どうせ年間に放送する新日本プロレスの枠数が決まっているなら、レギュラーシリーズのどこかの大会をつまんでいくより、自社冠のオリジナル企画に仕立てあげたほうがいいに決まっている。


会場のディファ有明は、リングサイドの約500席のみを客席にし、雛壇席は一切取り払った“テレビショー”仕様。


しかし、観客が少ないとの心配はご無用。リングサイドに集約された密度の濃さと、フェンスなく場外乱闘に巻き込まれる臨場感が自ずと盛り上がりを生み出した。
全席自由席の中、二列目をゲットできた私は純粋に楽しんでしまった。
コアなファンも多かっただろうが、プロレスを初めて体験する人でもこれなら楽しめたはずだ。


全6試合とコンパクトにまとめられた興業は後味もよくすっきり爽快。
間近で見ることができた日本の最高峰プロレスがエンターテイメントとして今後より広く新たなファンをどう獲得していけばよいのか、ひとつのヒントはこんな形の“身近な臨場感”なのではないかと思ったのだった。


あともう一歩、放送局として“テレビ”にこだわらず、自社独自コンテンツを有効展開していくことは必要だと思うが、実はテレビ側の人こそこの英断に踏み込めないのも実態ではある。


今回の企画はJスポーツが主導権を握って自社チャンネル以外の配信などに取り組んでいくことが、テレビ局の枠に自ら閉じ込めるのではなく、コンテンツホルダーとしての広い視点を持ってファンを増やしビジネスを肥えさせることも必要なのだとは強く提言しておきたい。


テレビ局による“脱テレビ”でコンテンツ自体、イコール新日本プロレス自体の可能性も広げることになるはずである。