スティーブン・タイラーに代わるボーカリスト探し問題に揺れるエアロスミスのギタリスト、ジョー・ペリーのソロアルバムを丸ごと一枚付録にしてしまったのがイギリス発の『CLASSIC ROCK MAGAZINE』!
表紙のかっこよさに惹かれつつ、よく見たらなんとアルバム付き!のあまりにも粋なサービスにタワレコ店頭で即買いしてしまいました。
が、開けて気付いてしまいました。
ジョー・ペリー新譜が付くのはイギリス国内のみ。日本発売版にはまったく別内容のコンピレーションCDが差し替えられていました。
あー早とちり、残念。
しかしそれにしてもニューアルバムが雑誌の付録になってしまうとは、世界的に落ち込みが激しい音楽商品セールスの新手法の大胆策を教えてもらった形です。
今回のケースでは、ジョー・ペリー本人や楽曲著作権者には雑誌側から発刊部数分の買取り料が入る仕組みになっているはずで、CDパッケージフォーマットで売らなくてもCDセールス時と同額の印税相当分が著作権者の懐に入ればよいわけです。
雑誌を売りたいための付録コストが印税額負担分とイコールで済むのなら、今後この手法はもっと増えていくでしょう。
ますます厳しい状況に追い込まれるのは“中間業者”になってしまうレコード会社です。
アーティストがレコード会社と契約せずにコンサートプロモーターと360°包括契約をしてしまう時代、アーティスト自ら自身のウェブサイトで楽曲を発表し販売やフリーダウンロードさせてしまう時代、同じイギリスでは今回と同様に新聞にニューアルバムを付録にしてしまう時代、CDショップが減少の一途を辿る時代です。
レコード会社は売れる企画を考えていかねば存在も危ぶまれてしまいます。
最近読み終えた『フリー』、また『BURRN!』最新号の伊藤政則氏のコラムで、音楽業界が直面しているこの問題に触れています。
だから最近はすっかりキャリアを積み重ねてきたビッグネームとカバーアルバムが盛んなのでしょうかね。
ちなみにエアロスミスは無事にスティーブン・タイラーを迎え入れた形で6月のドニントン、『ダウンロードフェスティバル』にヘッドライナー参戦することになりましたね。
ボーカリスト探し問題も話題喚起のプロモーション戦略だとしたらたいしたもんです。
今年のドニントンはメンツがヤバすぎます。
死ぬまでに一度はメタル/ハードロックの聖地を巡礼しないと!
ダウンロードフェスティバルについては改めて書こうと思います。
