曲名 月に負け犬

御唄 椎名林檎

好きな人やものが多すぎて見放されてしまいそうだ。



北斗七星。

急に思い出した話。


此の憂き世を住んでいくには北斗七星の様な愛が必要だという。

どういう意味かというと、

一生の中で、命を掛けてでも守っていきたい大切な愛しい人が七人も居れば、

その人生は成功した歩みだと。


考えてみれば、

私には愛しい人が多すぎて、夜風になびく小枝にも苦しい思いを持つ。

丸でクズみたいな世の中でも、どうしても離れたくなくて

毎日毎晩を何かしら、むしる何もかもを懐かしんでいる。


命に未練があるわけではないが、

どうしても私の世界の全てを愛していきたい。



ふと昔のことを思い出す。


私は詩人になりたかった。

この眼に見える全てを美しい苦しい言葉で語りたかった。


私は歌を歌いたかった。

私だけが感じる憂き世の悲劇を世界中に渡したかった。


私は先生になりたかった。

どうしても迷ってしった私の10代を思い出した。


私は…



やはり、

長生きしたくはないが、

兎に角20年でも30年でも私には長く感じる人生、

愛すべき愛しい人が七人しか居ないということは、相当辛くて哀れなので、

私は視界が至る限りの全てを愛していたい。