日本にも投資意欲はあります。今では株式投資、不動産投資、仮想通貨にFXなど対象が増えてきています。昔では株は一般的ではありませんし、他に投資対象が少ないものでした。

 

昭和初期頃、切手の投資ブームがありました。コレクター向けの切手趣味週間、小型シート等記念切手です。一枚でも高いものが更に値上がりするので、高いと知りながら買います。

 

投資となると価格は上がります。値上がりを期待して買うのは切手収集とは違いますが、どちらも切手の買い手としては同じです。日本では現在切手を投資とする人が少なくなりました。昔よりは切手の価値は下がる傾向です。

 

中国では切手の投資人気があります。もちろん昔のプレミア切手に限ります。文化大革命以前の古い切手です。こちらは現存数が少なくなり、未使用状態が極度に少ないという希少性。

 

数が少ないものは値崩れしにくい。投資家は安全な投資先を求めます。切手の収集ではなく、投資的うまみがあるかの違いです。少数しかないものは価格も安定的とされるからです。

 

中国ではこのように切手人気があるため、赤猿や毛沢東切手などが高額で取引されています。ブームがあること、貴重な切手があることで価格は高くなるのです。

 

日本では2018年現在では切手人気は盛り上がっていません。仮に切手収集人気がでても、プレミアが付くものは少数生産の限定品。例えば、切手帳やオリジナルフレーム切手です。これには地方自治法施行60周年記念のふるさと切手などがあります。

 

アニメの企画で発売された切手でも希少価値が高いものがあり、一枚数千円から1万円以上と高い値段が付いています。投資人気がでたとしても、アニメや漫画切手に100万円以上の値段が付くのか。オークションのセリしだいです。