◼︎石膏型取り初体験
 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。

 

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診察翌日の火曜日、

装具の採寸があった。

 

装具屋さんは火・木しかこないので、

連日通院することに。

診察はいつも午前中なのだが、

採寸は午後に予約が入っていた。

 

13時半の予定だったが

30分前くらいに受付を済ませて待っていたら、

装具技師さんと思われる男性に

名前を呼ばれ、「ギプス室」に案内される。

 

この「ギプス室」、

診察室の前にあって、普段は閉まっている。

いつも診察を待つ時気になっていたのだが、

こういう時に使うのか...と知る。

 

技師さんは40代後半〜50代前半くらい。

テキパキとした仕事ぶりの

非常に感じの良い男性で、

例のごとく型取りにビビりまくりの私にも

とても親切に、時に冗談を交えつつ

採寸を進めてくれる。

 

実は私、「採寸」と聞かされていたので

その名のごとく

寸法を計るのだとばかり思っていたが、

実は足を丸ごと型取りするのだった。

 

シーネをはずして、

まずは足にラップを巻きつけ、

アタリの目印を書き込むと

外す時のガイドになるヒモをつける。

 

次に、型取り用の

石膏を染み込ませたような包帯を

張り子のように足に巻いていく。

何枚か重ね貼りして、表面を滑らかにならし

硬化するまでしばらく放置。

硬化反応でほんのり温かかった記憶が。

 

「ウチは昔ながらのやり方なんですよね〜」

型取りの方法や素材は色々進んでいるらしく、

このやり方は結構アナログなんだとか。

ほかにも義足や義手などを作っているそうで、

そんな話を興味深く聞いているうちに

硬化が終了。

 

最初に巻いたヒモに沿って

カッターで切り開き、足から外す。

 

写真を撮り忘れていたので許可をもらい、

急いで撮影。

「こないだも男性でいましたよ。

仕事かなんかで、記事書くって言ってました」

仕事じゃないけど、私も書きます...

 

 

ヒモに沿ってカッターで切ったところ↓

 

 

外れた!

元に巻いていたラップはこんな感じ。

 

ラップを外して、型取り終了。

持たせてもらうと、

自分の足の太さに精神的クリティカルヒット...

 

装具の完成までは、約1週間とのこと。

私の主治医と装具屋さんの出勤が入れ違いなので

装着は先生にしてもらい、

不具合や調整が必要なら

翌日また来てください、と言われた。

 

通常は装着時に支払いも同時らしいが、

装具屋さんがいない日なので振り込むことに。

「一旦、全額振り込んでいただいて

領収書発行後、加入されてる健康保険に

請求していただくことになります」

とのこと...。

 

そして保険適用前の全額約6万円

こんな高い靴、

普段でもオーダーしたことないよ...

(最終的には保険適用で3割負担)

 

「そんなカッコいいやつじゃないんで、

あまり期待しないでくださいね(笑)」

と言われたが、

「カッコイイやつ」も「カッコ悪いやつ」も

想像できない...

 

とにかく、採寸したことで

着実に治療が進んでいるという

実感が湧いた日だった。

 

 

次回につづく