◼︎段差の恐怖
 

*このブログでは
右脚アキレス腱断裂からの治療や
日々の体験、工夫したことなどを綴っています。

 

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初回の外来診察以降、

本格的に職場復帰した私。

 

いざ出勤をはじめてみると

街中は室内とは全く違って

戸惑うことが数々ある。

 

 

私の場合、最初に戸惑ったのは

ビルに入る際のちょっとの段差、

だった。

 

コンビニとか店舗とか、

建物の入口は大抵、段差を埋めるように

鉄板や樹脂のブロック(?)を

斜めに渡していることが多い。

 

これが意外に歩きづらい。

私は出勤初日のしょっぱな、

タクシーを降りてすぐ

このシチュエーションに面してしまい、

えっ、乗り越えられない...!!!!」と

一瞬パニックになりかけた。

 

実はここで使うのが

階段の上り下りの仕方、なのだ。

 

階段の”上り下りとして認識するあまり、

「ちょっとした段差」でも使える

ということを

うっかり忘れていたのだ!

 

私の場合、実際の生活で

階段を使うことはほぼなかった。

大抵エレベーターがあるから。

むしろ、

エレベーターが無いところには

行かなかったから。

 

だが、この「ビル入り口の段差」は

死ぬほどある

このためだけに、階段のテクニックを

使っていたといえよう。

 

ここで、改めて

段の昇降のやり方をご紹介。

 

<昇り>

健常な足を先に段に着き、

患足と松葉杖を引き上げる感じで上がる。

 

<降り>

松葉杖を先に下の段について支え

健常な足をおろす。

 

これはだいぶ後、

電車の乗降の際にも使うことになった。

松葉杖初心者は

まず最初にマスターした方が良い、と思う。

 

<追記>

階段の上り下りは

手すりのある階段を使うこと、と

指導の際にいわれました。

手すりがある場合は、

無事な方の足側の手で松葉杖を2本まとめて握り、

患 足側の手で手すりを掴んで

上記の足運びで上り下りします。

 

 

こうして無事建物の出入りを

クリアしたものの、

街中での戸惑いは

まだあるのだった...

 

 

次回につづく