ペタしてね

 

 みなさん、こんにちは。学校がずっとお休みの中、いかがお過ごしですか。

ここでは、かんたんにできるビー玉コースターのつくり方をしょうかいしています。

よかったらチャレンジしてみてください。

お休みの間に少しでも手を使って何かを作ってもらえるとうれしいです。爆  笑

下記リンクで詳細動画もどうぞ!

https://www.youtube.com/channel/UCdN9bX5DzAXOgd1ARc1k7MQ/videos

 

 

1.材料をあつめよう

段ボールの板 大きい方・厚手のものがよい。

 作例では高さ60cm 横はば40cm、厚さ5mm(Aダン)を使っています。

 うすいものでもできますが、時間がたつと段ボールが反ってきます。

 段ボール板ではなく、箱で作るのもありですね。

 ※段ボールの厚さには規格があります。きょうみのある人は検索してください。

 

 

工作用方眼紙 ¥100ショップなどでも手に入りますが、コロナ自粛です。

 できればネット注文の方がよいでしょう。はじめて作る時は失敗もあります。

 なので大きい方が余裕があってよいです。

 (写真の下側のものは、1cm方眼で横はば50cmのもの(周囲を含まない))

 また、12mmのビー玉で作る時は5mm方眼(写真上側)で作るとよいです。

 

ビー玉 よく見かけるビー玉は 直径17mmくらいです。

 大きいのは25mm、小さいのは12mm程度です。

 どの大きさでもできますが、コースの幅は変わります(あとで説明あり)。

 

竹ぐし(竹ひご) 風車やシーソーの軸として使います。

 つまようじでもできますが、折れやすいので竹の方がよいです。

 

ストロー(細) シーソーの軸うけに使います。

 作例では使いませんでしたが、風車の中心にもストローを入れるとよく回ります。

 

2.用具・道具をそろえよう

はさみ カッターナイフ…(どちらでもよいがカッターを使うときはケガをしないように!

カッターマット…ないときは代わりになるものをしきましょう!

接着剤…木工用速乾タイプがおすすめですが、ふつうの木工用でも十分です。

      他に紙工作用もよいでしょう。

      でんぷんのり、スティックのりはあまりおすすめしません。

 ※よく言う「木工ボンド」はコニシボンドの登録商標で、一般名称は木工用接着剤です。 

定規…30~40cmくらいのものが便利。

ボールペン…書けなくても良い。先を使って折り線をひっかくために使います。

         コンパスの針を代用してもOK

コンパス…ループや風車を作る時にひつようです。

キリ…段ボールや方眼紙に穴をあけるときに使います。コンパスで代用可能です。

     竹ぐしで穴をあけようとすると折れてケガをする場合がありますので

     そちらはおすすめしません!

グルーガン…なくても良いがあると便利。やけどしないように気をつけて!

 

 

3.作り始める前に…紙工作のこつ

    

・面倒くさいかも知れませんが、ビー玉をしっかりゴールへ導くためには、折り線をしっかり引いてきれいに紙を折ることが大切です。プロは必ずこれをやっています。ペーパークラフト(紙工作)の基本中の基本です。

ちゃんとボールペンなどで線を引いて折ればこんなにシャープにできますね!

 

 

4.基本のコース(道のはば)

・ビー玉は大ざっぱに分けて3種類の大きさがあります。ビー玉の大きさに合わせて道はばを 決めましょう。写真を参考にしてください。

・このあとは、もっともよく目にする17mmのビー玉を使って、

道はば2cm(ガードレールを入れると4cm)のものを作例にしています。

・同じ道はばで先に4~5本ほどまとめて切り、両側を折っておくといいですよ。

 もちろん30cm以上の長いものを用意しておきましょう。

 

5.スタート地点をつくってみよう

・作例では2種類つくってみました。

 左は単純な四角いつつです。右は基本のコースを少し切って組み合わせてみました。特にきまりはありませんので、自由につくりましょう。ただし…ちゃんとビー玉が通るように!

 

6.段ボール板につけてみよう

・コース(道)は少しかたむけるだけでもよくころがります。写真くらいの角度で

 十分です。最初はジェットコースターみたいにソロソロとスタートしてみては?

 (急な角度ばかりだとすぐにゴールについてちょっとつまらないかも!?)

・部品をはりつける時は…接着剤をうすくぬる(その方が早くかわきます)

                はりつけたあと、しっかりと押さえる の2つが大事です!

 ※接着剤をたっぷりつけると方眼紙や段ボールがふにゃふにゃぐちゃぐちゃになります。木工用接着剤は水分が多く、その水分が蒸発してくっつきます。ですから段ボールや方眼紙にたっぷりぬると、その水分でふにゃふにゃになってしまうのです。

 また、しっかりと押さえることで接着剤が材料にしみこんでよくくっつきます。これは木と木を接着する場合でも同じです。

 そういった理由から、接着剤はうすくのばす、つけた後しっかり押さえるの2つをちゃんと行いましょう。ものづくりは「急がば回れ」です。基本で手を抜くとけっきょく後で自分が苦労するハメになります。

 

7.コースに支えをいれよう

・せっかくコースをつけたのに、ビー玉をころがしてみたらその重みでコースがさがってしまいました…なにかいい方法はないだろうか???

 ※この工作に正解はありません。作る→うまくいかない→考える・試す→作る→…のくり返しです。ここで説明している通りに作っても、ビー玉が最後までいかないことはよくあります。むしろ、うまくいかない時が大切で、それこそが本当の”まなび”なのです。考えて試せば必ず答えは見つかります。あきらめずにチャレンジしてください。

 

・そこでコースの下に支えを入れてみることにしました。

こんな部品(3しゅるい)を考えてみました!

 

・実際につけるとこんな感じ…

Aは支えている仕組みがよくわかりますね。

 

A’はAよりも見た目がスッキリしていい感じ!

 

Bもなかなかですが、つける向きがちょっとむずかしいかな?

 

これならコースも下がらずにすみそうですね。ちなみにBタイプは…

方眼紙を6cmはばに切り、先に折り曲げておけばまとめて作れるのがいいね!

 

 

8.次の段をつけてみよう

・さて、一段目はコースがちょっと短かったし、かたむきもゆるやかなおかげでポトン!とうまく2段目に落ちてくれましたが、次の3段目にさしかかるところで…

2段目を長くしたらビー玉がいきおいよく飛び出してしまいました!さぁどうする!?

 

・ということで…

道をたてにつけてガードレールを作りました!これなら安心ですね!


9.ジャンプをつくってみよう

・ビー玉がジャンプしたらカッコいいですよね!

 というわけで、ビー玉をジャンプさせるには…急な下り坂にして勢いをつけ、

 それから上向きにジャンプさせます。スキー場のジャンプ台と同じですね。

 (下り坂はちょっと長い目にするといいね)

写真のように切り込みをいれてコースを曲げ、はりつけました。

 

 次に着地点をさぐりながら

くっつけてみました。何度かためしてみたらいい感じです。

 

10.風車をつくってみよう

・ジャンプで時々あいだに落っこちるようにつくったら、ビー玉がハネてコースアウト

 してしまいました!そこで、ちょうど場所もあいているので風車をつくってつけて

 みました。

風車のつくり方!

今回はジャンプの谷間に合わせて直径4cmです。

コンパスで書いた円を2枚と普通の道を2cmずつに切った羽根4枚…

 

 まずは1つ目の円に羽根をはり付けます

4枚の羽根をバランスよくはります。

羽根で穴をふさがないようにします。

 

 もう一枚の円をはる前に、一度竹ぐしに通してみましょう。

 

こんなふうになっていませんか?

風車が軸に対してななめになっていると、うまく回りませんのでちゅういしましょう!

 

 ちゃんとつくれば…

いきおいよく回るのでーす!!ぎゅい~ん!!

 

 段ボール板につけてみましょう。

まずは竹ぐしの軸を段ボールにさします。キリで穴をあけましょう。

竹ぐしをそのままさすと、折れてケガをすることがあります。キリかコンパスであけましょう!

 

軸がぐらぐらすると風車はうまく回りません。また段ボール板と垂直になるようにさしましょう。

 

風車をつけてみました。いい感じです。

 

 

 

11.ループにチャレンジしよう

コースターでループ(一回転)があるのとないのでは大ちがい!

少しむつかしいけれど、がんばってチャレンジしてみよう!


・まずは助走の坂道ですが…

坂道の長さはループ(わ)の直径の3倍、わっか3コぶんあれば回ります。

 

全体はこんな感じです

 

・ではループ(わ)を作ってみましょう。

 セロテープのつつ(はば2cmのもの)があれば、それを利用してかんたんに作れますが、

 ここでは、方眼紙だけでつくる方法をくわしくしょうかいします。

 

・まずは円を2つ用意します。

 

・次に普通のコースに切り込みをいれて曲げられるようにします。

この3つの部品でループを組み立てます。

 

ギザギザのうらに接着剤をつけて、円の切れ目のところからはっていきます

少しずつ接着剤をぬっていこう。はったところはしっかりとおさえよう。

 

少しはることができたら、反対側の円もいっしょにはっていきます。

かならず切り込みの部分をそろえるようにしましょう!

 

もうすぐ完成です!

 

こんな感じになります。

右はセロテープのつつ(芯)で作ったものです。

なお、切れ目の部分は、右からころがすか、左からころがすかで上下がかわります。

 

・坂道とつないぐ時は…

助走の坂道が円の接線となるようにつなげます。

(坂道をそのまま円がころがってきた感じ)

よろしくない例

 

 

・うまくつなげたら、ループと坂道を段ボールに接着しよう

坂道の角度に気をつけて接着しよう。

坂道の入り口のところ、ループの出口ふきんをガッチリと接着!

ループの出口もしっかりとつなぎましょう。

グラグラしているとビー玉がとちゅうで止まってしまいます。

 

12.シーソーをつくろう

・↑の動画にもありますが、シーソーです。普通のコースを短く切ってストローをつけます。

↑このシーソーは後で改造したので完成品と形がかわっています。

 

今回は1つだけですが、複数をうまくつければ連続でトントントン…と落ちますよ。

 

13.右側のゴール

・ゴールもべつに決まりがあるわけではありません。好きにつくってよいのです。

 そんな中、さいごにゆらゆらとゆれるものを考えてみました。

 

ゴールなので道はばを1cm広くしてみました。

 

形を固定するために片側をはりました。この後余分なところを切り落とします。

 

こんな感じ。写真の手前側を段ボールにはって完成です!

 

いかがでしたか?

ぜひつくってみてね!

 

とりあえず今日はここまでです。

実は他にもいろいろなしかけがあるので

できあがったら更新します!

お楽しみに!!