Obscura の新作 | ロキノンには騙されないぞ

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主に海外音楽雑誌、メディアの評論家たちが高評価をつけている新譜アルバムをチェックしていくblog。日本のインディー興味深い作品も。

Obscura
A Valediction

 

Metal Injectionが95点、

Sputnikmusicが80点相当。

 

 

80年代中盤にデス・メタルという新しいスタイルの音楽が登場した時、それは決してテクニカルさを売りにしたものではなかった。の後デスの方向転換やエイシスト、シニックなどの登場により、テクニックの追求がデス・メタルの命題の⼀つとなっていく。そんなテクニカル・デス・メタルの⼀つの頂点を極めたのが、このオブスキュラであろう。出身はドイツ、結成は 02年。06年に『Retribution』で衝撃のアルバム・デビューを果たすが、その後リーダーでギター・ヴォーカル担当のシュテフェン・クメラー以外の全員が脱退。メンバーチェンジはオブスキュラのお家芸となっていく。09年には同じくドイツのテクニカル・デス・メタル・バンド、ネクロファジストにいたギタリスト、クリスティアン・ミュンツナーを引き入れセカンド・アルバム『Cosmogenesis』を発表。本作はアメリカの大手レーベル、リラプス・レコードからリリースされたこともあり、オブスキュラの人気はさらに大きなものになっていった。11年にはサード・アルバム『Omnivium』を奇跡的に前作と同じラインナップで発表するも、またまたシュテフェン以外のメンバーが脱退。その後もメンバーチェンジを経つつも、『Akroasis』(16年)、『Diluvium』(18年)とアルバム・リリースを重ね、その人気を不動のものとした。

高めの得点が出ており、なかなかだとおもわれるが、

年末ベスト関係にはあまり選ばれていないようだった。