二人きり
初めの頃、彼女に主任はもっと世の中に出るべきですよ~と飲みながら言われたことがあります。彼女は地域に密着した市民活動をしているので、地元で何か議員でもやっちゃいましょうよ!言われたりしました。サークル活動で、他団体を視察できるチャンスがありました。一緒にそこで作業をし、どういうやり方でやっているか実際見れることは、ものすごく勉強になり、有難いことです。そこは私の地域の隣だったので、遠方の方が用事で行くので、出来たら連れて行ってほしい、ご一緒出来ればと誘ってくれました。その遠方の方の都合で、日にちが確定してるので、また車でなのでその方を除けばお声掛けは3名だけになるので、彼女にこの件を話したら「是非行ってみたい」と快諾頂きました。平日だし隣の地域とはいえ、一日かがりとなるので、他のメンバーにお声掛けはちょっと厳しいかな、と思っていました。役員でランチしながら集まることがあったとき、このことを話したら○日?えっ是非是非行ってみたい、と、数名から反応がありました。そういうのは、あなたが行ってきて感想聞かせて、位の反応だと思っていたので、ものすごい嬉しかったです。何だ、皆さん積極的に技術や知識を得ようとしてるんだ。以前よりずいぶん変わったな・・・私が彼らを見くびって、興味を示してくれない、他人事であること、断られるのが怖かったんだな・・・感無量で、じーんとしました。ごめんごめん、先入観を捨てこれからは私も変わる、と思いました。その感無量の状態で、横にいる彼女に、「やだ・・・お声掛けして良かった。なんだ全然来れないと勝手に思い込んでて。嬉しいね~!」と共感を求めるように言いました。彼女は顔が陰り「はい・・・そうですね」と嬉しくなさそう。サークルが良くなることは私が喜ぶこと、それでも彼女は二人で、自分を特別視して欲しい他の人を誘って喜んでる私を残念に思ってる。それを一緒に喜べるパートナーにはなれず、自分の欲だけ。ほんの小さなことでも「自分」が満足する事を最優先。「ひと時でも一緒にいたい」「二人きりでいたい」理由なんてなんでもいい。現場で任せるようになって、会うことがなくなり、メールのみになっていた時期、ほんのちょっとしたことで、直接連絡が来ました。『ビデオカメラ事前にお渡ししておいた方が良いと思うので、5分でいいので使い方説明するので』『メンバーの方からいただいた差し入れ、腐るといけないのでご近所までお持ちしますよ』等々。優先順位が低くその必要性がないものばかりなので、全て断りました。もしも私が有名になるようなことがあったら、側に居ながらも、きっと無意識で抵抗するはず。なんだかんだゲームを仕掛けてくるはず。理由はなんでもいい。側に入れて、必要とされて、自分だけと特別視してくれて、一緒に居ればなんでもいい。そもそも二人きりの行動でないのに、スタッフにすらお声掛けしたことに残念と思う。以前サークル内の女子会で、彼女が突然ズドーンと落ち込んでいたことがあります。その前に私のビジネス関係の友人であるメンバーが「○さん(私)のこと下の名前で呼んでいる。(ビジネス関係ではあだ名で呼ばれていたため)仕事でなく友人と思っているから」私のあだ名の質問があったので、その説明の後に友人は言いました。彼女はあんたの下の名前で呼べる関係でないことに、落ち込んで嫉妬したんじゃない?とその時のことを友人が分析していました。確かに、辞表の最後に「いつか○さん(下の名前)で呼ばせてください」って書いてありました。名前一つとっても、私の周囲との関係に自分に無いものに嫉妬。たかだか数か月の付き合いで、サークルの仕事と一緒で、短期間で最上級の結果を求めてる。人の歴史を何だと思っているのか、自分がされたら頭に来ないか、ものすごく傲慢に思える。欲しい欲しい欲しい欲しい頂戴頂戴頂戴友人でも窒息死しそうな関係性、愛憎で殺し合いになる位の、付き合い方を求めているように思えます。