北海道1200 北見でDNF | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

7月15日、今年のブルべとしてのメイン目標である北海道1200に参加した。
結果は350km、北見でのDNFとなった。

残念な結果だが、スタート時点で脚を故障していて整骨院に通い始めた状況で、その後に控えるサロベツ100マイルや宗谷岬600への参加のためには、適切な判断だったと思う。

走行記は下のような感じ。

【スタート~通過チェック(吉野公園)】
今回は冬に大阪のOさんから一緒に走りませんかという連絡があり、スタート時間を最終ウェーブの5時40分に合わせて一緒に走ることになっていた。
スタートから当別あたりまでは先頭交代をしながら30km/h台後半で走る。
Oさんと2人の巡行はちょうどいいペースで快適だった。

当別で台湾の方のグループをパスした時に、その方達が合流し、5人ほどのパックで先頭後退しながら進む形となった。
合流して分かったのだが、台湾の方2人のペースがかなりすごい。スイッチが入ったのだろう。
登り基調の当別~青山の区間42kmの平均速度は32.6km/h。単独では絶対に出せないペースだ。
途中元北海道のレーサーで現在JPTで活躍するSさんとも合流。高速トレインで通過チェックに到着。

【通過チェック(吉野公園)~PC1(多度志)】
この区間は平坦で向かい風がきつかったが、グループで走っているので省エネ出来た。単独では出せないペースで巡行し、いつの間にかグループは10人を超えるサイズに。
PC1到着の時点で5時スタートの先頭走者に追いついた。
PC1直前ではSさんがコンビニが混むのを避けて飛び出し。ついていったが、さすがの走力で、全国的レースでの優勝入賞も納得のパワーだった。

【PC1~PC2(遠軽)】
PC1で自分は少し目に補給していたので、一緒に走る予定のOさんが先にスタート。ゆっくり走りながら待っているとのことだったが、状況的に、確実にSさんと函館の高速ライダーPさんと先頭交代して進んでいる…
この辺り、最強ライダーAさんやPさんとの北海道ブルべでの協調なら確実にお互いを待ってフォローし合いながら行くので、感覚が違うのかもしれない。

単独で行こうと腹を決めてからは途中水がほしくなってセブンイレブンで買い出しなどして単独で進んだが、北見峠をこえた上白滝で前を行く3人に追いついた。
北見峠は、分岐までのアプローチ部分は25km/h、分岐後の核心部は15km/hほどで進んだ。STRAVAではKOM。ブルベでの走りとしては無駄すぎる。。

ペース的に悪くないが、北見峠に入る少し前から傷めていた脚が不穏な感じに。
両土踏まずの筋が固まってビキビキいい始めている。
まだ走行距離は200km強で、この後1000kmを無事に走り切れるとは思えなかった。
限界まで頑張るというスタンスならもうしばらく走れるかもしれないが、完走にはならない。どの道DNFになるのなら早い段階で傷の浅い方がいい、と考えた。そこで、北見峠を走っている段階で上白滝でのDNFを決意した。
まさにその矢先、ちょうと停車してエスケープルートを探そうとしていた段階での3人との合流だったので、奇跡が起きたのかと思った。

気分的に元気が出てきたので3人と合流してまた走り出し、先頭交代をしながら進んだ。
上白滝~PC2までの39kmは平均速度36.2km/h。1200であることを考えると、狂気じみた速さだ。
先頭交代しながらだが、去年の7月、北見200の最終区間で脚がつる寸前でこぎ続けた区間平均35.5km/hよりも速い。
この区間は、とにかくSさんの牽きが凄かった。
函館のAさんが高速巡航をした時のように、気を抜くと振り落とされるような強力巡行だった。最高に楽しくてずっとこのまま行きたかったが、自分はもうDNFを決めている。脚もまずい。

【PC2(遠軽)~PC3(北見)】
遠軽で補給しているときに3人にDNFを伝えたが、励ましの言葉と共に、北見まで運んで頂くことに。
この区間は自分はほぼ前に出ずに3人に運んでもらう形になってしまった。
不完全燃焼ながら北見でDNFをスタッフの方に告げた。
スタッフの皆さんも、まだ時間はあるからと励ましてくださったが、もう決めたことだし、どの道完走には至らないということで、DNFは変えなかった。ここが気持ち的に一番つらいものがあった。

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DNF後は北見で少しと、滝野で1日と少し、スタッフとして働いた。
今まで参加するだけだったブルべがどれだけの力で支えられているのかを体感出来て、良い体験だった。

また北海道1200が開催されるときには、走者として走りたい気持ちもあるが、スタッフとして働く必要性も感じる。



今回、使用したバイクはメインのPROTOSではなくR838だった。
PROTOSの方がポジションが低いので、1200という距離ではR838の方が楽だし、傷めていたこしにもいいだろうという判断からだ。

ヘルメットはRIVALE HSEにした。
AIR ATTACK SHIELDの方がバイザー付きである分空力は良さそうだが、軽さと涼しさは明らかにRIVALE HESの方が優れているので、こちらにした。
当日は汗で塩を吹くくらいの暑さだったので、正解だった。

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INTERMAX様より、MET社のヘルメットRIVALE HESをサポート頂いております。
カーボンドライジャパン様のビッグプーリーキットエヴォルツィオーネのモニターを務めさせて頂いております。