コスミック・トリガーの謎ー4 | 意識改革プロジェクトのブログ

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宇宙に無駄な生命は一つも生まれる事が出来ません。
あなたは今回も自分の為に生まれ直しているのではありません。
人として生まれ直している自分の存在の意味と価値と必然性に気づき、皆で共にこの人生での目的であった意識覚醒レベルにステージアップしましょう。





コスミック・トリガーの謎ー4



プロローグ
人類の進化に向けて
今、引かれるコスミック・トリガー



PART-1
地球を覆う不気味な
シリウス・ネットワークと“陰謀”の匂い



PART-2
歴史の背後に潜む闇の意志──
イルミナティが世界を動かす!



PART-3
「イルミナティの陰謀」とは
シリウス生命体が放つ“神の知識”だ



PART-4
「スマイル・メッセージ」の中に記された
衝撃の内容と“予言”



PART-5
われわれの進化のプログラムは
DNAに組み込まれている!



PART-6
人類はスターシードとなり
はるかな宇宙へと還っていく!



PART-7
「SMI2LEメッセージ」の後日談

 






■■PART-5:
我々の進化のプログラムはDNAに組み込まれている!










ETは、われわれの生命の起源と進化、そして人類のなすべきことを告げる。
それは、20世紀の今日的状況や近未来の姿とピタリ符合しているのだ。

ここでは、スマイル・メッセージに記された第1と第2の課題を見てみよう。

 ■生命の種はバイオ・メカニカル・ステージを経て、地球の誕生時にばらまかれた

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(左上)ソ連の生化学者A・I・オパーリン博士
(左下)ワトソンとともにDNAの構造を発見したF・クリック博士
(右)二重らせん鎖状の構造を持つDNA。
スマイルメッセージによると、人類の進化はあらかじめ
DNAに情報として組み込まれているという。


 


    



    







スマイル・メッセージは、われわれの起源が外宇宙にあると断言する。
「生命の種は、一連のバイオ・メカニカル・ステージを経て、段階的に進化するための青写真を含むヌクレオチドの鋳型として、数十億年前君たちの惑星にばらまかれたのだ」

この内容は、〈1〉われわれの生命がDNA──ヌクレオチドからなる二重らせん鎖状の高分子物質──の地球散布によってスタートしたこと、〈2〉進化は、もともとその段階でDNAに情報として組み込まれていたことを告げている。

この説は、決して空想的な説ではない。というより、“原初の生命のスープ”の海で生命が“偶然”に生まれたとするオパーリン流の生命起源説より、星間種子飛来説(スターシード説)のほうが、今日では説得力があるのだ。

オパーリンの流れを汲む自然発生説の最大の欠陥は、あまりにも都合のよい偶然の重なり合いが前提になっている点にある。無機物がランダムに化学反応して有機物になる確率は、ごく小さな分子(アミノ酸100個)で、10の130乗分の1と計算されている。

一方、地球が誕生してから今日までに10の17乗秒しかたっていない。ということは、1秒間に1万回の割合で、でたらめな化学反応が起こったと考えても、そこで試される可能性は10の21乗にすぎないということだ。これに対し、生命のもとになる組み合わせば、10の130乗の化学反応でようやく1回。両者には絶望的な開きがある。どんな角度から計算しても、確率論的には地球誕生以来、小さな分子ひとつ形成されるわけはないのである!


ところがスターシード説なら、このハードルは超えることができる。というのも、宇宙空間には、生命の根本素材である有機化合物質が満ち満ちており、しかも今なお、次々と星間分子同士が結びついては、新しい分子を形成していることが、電波天文学の発展によって明らかにされたからだ。まさしく「生命は無意識のまま宇宙空間で脈動している」(『チベット大蔵経』)のである!









“原初の生命のスープ”は地上の海にあるのではなく、宇宙空間にあると考える学者は決して少なくない。古くは、今世紀初頭のノーベル化学賞受賞者のS・A・アーレニウスが、“生命萌芽汎在説”を唱えた。オパーリンとともに、自然発生説を提唱したJ・B・S・ホールデンも途中から自説を撤回し、スターシード説(アストロ・プランクトン)に“勇気ある”転向をした。最近では、1962年のノーベル医学・生理学賞受賞者のF・クリックが、スターシード説を唱えている。


● ETは、人類がこのスターシードによって誕生したと明言する。
そして、さらに驚くべきことに、進化の道筋は、最初からDNAに組み込まれているとまで主張しているのだ。

このメッセージは、われわれが神の敷いた進化のレールに沿って発展する、と唱える汎世界的なオカルティズムの伝統的主張を思いださせる。ティモシー・リアリーは、この主張をひと言で要約している。つまり、「神はDNAの中にいる」のだ。








実際、地球上の全生命が、すべて同一の二重らせん構造をもっているということは、非常に奇妙なことだ。もしDNAが偶然につくられたものなら、右巻きのDNAや三重らせんのDNAなど、様々なタイプのDNAがあっても不思議ではないはずだ。

ところが、現実には、ウイルスのDNAも人間のDNAも、すべて二重らせん左巻きだ。これはどう考えてもある種の意志、あるいは計画が働いているとしか思えない。そうでなければ、何から何まで、偶然のひと言で片づけて、あとは頬かむりしているしかない。が、全宇宙の恒星(1000億×1000億)からひとつを選ぶよりも低い確率でしか発生しないDNAが、“偶然”地球に発生したのだと、だれが自信をもって主張できるのだろうか?

さらに、「わずか3億年の間に、ごく単純な蛋白質から、高度きわまりない生命組織をもつ人間にまで、“偶然”に生命が進化し、おまけに、宇宙時間のスケールでいえば、まばたきの時間にも満たない間に人類が今日の文明を、“偶然”築きあげたと、なんの根拠があって主張できるのだろうか?

こうした、きわめて楽観的な、“偶然”の連続に納得がいかないのなら、われわれはもっと別の可能性を追求するしかない。そのひとつが、冒頭で記したように、“スマイル・メッセージ”の中で語られているのだ。

われわれのなすべきことは、スマイル・メッセージの中で明言されている。それは3つある。

第1は、遺伝子コード(DNA)の中に「生命の聖典」を発見し、「不死の責任を引き受ける」こと。

第2は、「遺伝子コードを神経系によって解読」し、「知性を増大化する」こと。

第3は、「銀河系ネットワークと通信」して、「われわれの故郷へと凱旋する」ことだ!

 
■第1の課題= 「生命の聖典」を発見し、「不死の責任を引き受ける」こと

メッセージの中で、ETは、われわれが今や「死」を克服すべき段階に入ったと告げる。この主張は、通常の感覚ではまったくの冗談にしか聞こえないだろう。しかし、錬金術や道教、神仙道の究極目標のひとつであった「不死性の獲得」が、今日ではきわめてまじめな科学上の研究課題になっているといったら、読者はどう思われるだろうか?

『コスミック・トリガー』の中で重要なページが、この不死性の探究のためにさかれている。その中から、いくつかの例を拾いだせば、このテーマがスマイル・メッセージとどんなかかわりをもつか、理解していただけるだろう。

不死性の探究が科学の対象になったのは、科学がDNAを射程内にとらえてからだ。

生化学者で、哲学者のバークレー大学教授ポール・シーガルは、「われわれの死は、ひょっとしたらDNAにプログラムされているのではないか?」という仮説から不死の探究をスタートさせた。死は細胞のランダムな崩壊の延長という従来の説と比べると、このシーガルの説はまさに驚天動地のものだ。というのも、もし死が、事実、プログラムされて起こるものなら、そのプログラムを変更することにより、われわれは不死に至る鍵を見出せるかもしれないからだ!

シーガルの探究は、老衰から死に至るプログラムを実行に移す「ケミカル・トリガー」を突きとめることに集中されている。これこそまさに、現代の錬金術だ。というのも、老化のプログラム探究において「不死」にかかわり、老化阻止物質の合成において「物質変成」にかかわるからだ。さらにこの研究の過程で、遺伝子操作の問題が当然生じてくるが、この遺伝子操作こそ、生命レベルにまで深化した「物質変成」にほかならないからである。


現在のわれわれの寿命が、われわれの肉体の耐用年数から導きだされたものだと考えるのは間違っている。少なく見積もっても、われわれの肉体は200年は使えるというのが、昔からの学者の主張だった。しかし今日では、多くの“不死学者”がもっと景気のいい数字をあげてわれわれに夢を与えてくれている。すでにラットの実験で老化のトリガーを変化させる3つの方法を発見したというシーガルは、ごく近い将来、人類の寿命は平均400~500歳まで延長されるだろうと主張する。

ヨハン・ブジョークスティン博士は800歳という予測値をあげているし、医学博士のロバート・プレオーダは、「老化のあらゆる兆候が矯正され、予防されるようになれば」という条件つきで、なんと1000歳という数字をあげているのだ。

しかし、こうした数字も、ティモシー・リアリーのとほうもない主張の前には色あせる。ティモシー・リアリーは、太陽が滅び去る数十億年先まで生きるつもりだと語っているのだ!


● われわれにとってもうひとつ興味深いのは、こうした「不死」を探究する学者が、シリウスのメッセンジャー、ティモシー・リアリーと強い接点をもっているという点だ。

シーガルが不死の研究に取り組むきっかけとなったのは、ティモシー・リアリーのレクチャーに参加してからだという。

ほかにも、名前は煩瑣になるので省略するが、量子力学を超心理学やティモシー・リアリーの業績と関連づけようとしている科学者グループが、少なからず存在するのである。

これは、いったいどういうことなのだろう? アメリカにおいて、ティモシー・リアリーとのかかわりを表明することは、実は危険なことなのだ。彼は犯罪者であり、突飛であやしげな擬似宗教によって若者を扇動した山師であり、ジャンキーであり、政府に仲間を売ったスパイであるという噂もまた、アメリカではかなりポピュラーなものだからだ。


それにもかかわらず、ティモシー・リアリーに対するシンパシーを表明する物理学者やその他の科学者が、少なからず存在するということは、ひかえめに見ても、ティモシー・リアリーの主張に科学的根拠があることを証明している。

さらに大胆にティモシー・リアリーの主張を受け入れるなら、それは銀河系の“兄弟”からの通信が、でたらめなものではないということの傍証になるのではないか? 

結論を急ぐことはやめ、続いて、われわれは第2の課題を見ていくことにしよう。
 

■第2の課題= 「遺伝子コードを神経系によって解読」し、「知性を増大化する」こと

この課題は、「スマイル計画」の鍵を握っている。ティモシー・リアリーはこれを、インテリジェンスの2乗と表現し、すでに人類はその段階に突入していると断言する。

この“予言”には、いくつもの側面があるが、ここではわかりやすい2つの面についてのみ記していくことにする。第1は社会的な現象面、第2は科学面だ。

社会面での知性の増大化運動は、ティモシー・リアリーがETからのメッセージを受ける以前の1960年代にアメリカ全土を覆い、欧州圏に飛び火した。いわゆる「ドラッグ・カルチャー」がこれにあたる。

主役はいわずと知れたLSD。1938年に発見され、1943年に合成されたこの「幻覚喚起剤」は、1960年に至って、まさに燎原の火のように全米の若者の間に浸透していった。

このドラッグは、人体にほとんど毒性を残さないこと(皆無と主張する学者もいる)、摂取を中断しても禁断症状がない(中毒性を生じない)ことなどが、従来のコカインやモルヒネなどのドラッグとの大きな違いだった。しかも、喚起される幻覚は、まことに強烈だった。

LSDは、それを服用する者の意識を、有無をいわさず拡大し、日常生活で固定されたリアリティを破壊した。服用者は未知の精神領域を旅行し、蛇のように「脱皮」した。宇宙に行くのも、太古の女神と出合うのも、ETとコンタクトするのも、お好み次第だった。“ターン・オン(酩酊)”は、何層にも重なった意識の、秘められた扉を開く20世紀の“秘儀参入”となったのである。

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カウンター・カルチャーの
旗手として活躍していた頃の
ティモシー・リアリー教授

LSDの効果があまりに激烈だったので、ほとんどの愛好者は、それを楽しむことに急で、その価値を正当に評価するに至らなかったが、ティモシー・リアリーはほどなくしてLSDから離れた。というのも、ドラッグはティモシー・リアリーにとっては、「人間の神経系の潜在能力を十分理解するため、焦点をさまざまに変化させる道具」にすぎなかったからだ。


われわれの日常意識は非常に狭く、固定的で、しかも勝手な思い込みとドグマ(独断)に満ちたリアリティによって、どうしようもないほどガッチリと支配されている。

この意識状態は、地球的・近視眼的な、地べたにはいつくばる意識だ。意識進化のレベルでいえば、すでに過去の遺物、克服されねばならない低レベルの意識といってもいい。

LSDは、この地球的意識から人をひきはがし、宇宙へとトリップさせるために開発された物質だというのが、ティモシー・リアリーの考えだった。


● アントン・ウィルソンは、よりはっきりと、この種のドラッグを、人間の脳神経系の従来のプログラム(固定したリアリティ像を神経系に送り込むプログラム)を改変し、ジャンプさせ、多重多層のリアリティヘと連れだす、「メタプログラミング物質」と定義づけている。

こうした意識の拡大が、人間に新たな視点、世界観、発想を与えることは、間違いない。ただし、この“暴力的”な傾向のある“メタプログラミング”が、上等な方法といえるかどうかは、読者自身が判断してほしい。


ともあれ、知性増大に必要な意識の改変は、“偶然”のLSDの発見・開発から、半ば強引にひき起こされ、世界に熱狂的なブームを呼び起こし、その後の“精神世界”ブームの土台を築いた。今日、欧米や日本などに広がっている神秘学・精神科学ブームは、間違いなく1960年代を核に形成されたのだ。

そして、そのころ学生だった“時代に敏感”な若者が、のちにニューサイエンスの旗手となり、“精神世界”のアジテーター、プロパガンディストになり、カルトを組織し、あるいはニューメディアの世界で知覚像の拡大に猛進していることを、忘れてはならないだろう。


 
■知の枠組みの大転換によって、20世紀の科学はオカルティズムに近づいた!


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人間の脳の神経細胞。この複雑な人間の脳に
科学者はどこまで完璧に迫れるか。








さて、知性の増大のもうひとつの面、科学に移ろう。20世紀が、異常に発達しつづける科学とテクノロジーの時代だということ自体、「知性の増大」が「人類進化」の3つのステップのひとつというスマイル・メッセージの実現の表れなのだが、もう少し詳しく見ていくことにしよう。

知性を開発することは、今やブームないしファッションといっていい。いわゆる、“潜在能力開発”にかかわる科学者や研究家──その中には、あまり信頼のできない人々もいるが──の活躍は、この文章を読んでいる読者なら説明するまでもないだろう。

さらに、よりエキサイティングなアプローチは、“脳内物質”の探求によってもたらされた。脳内および消化器官にあって、もろもろの情報伝達を司っている“神経伝達物質”捜しが盛んになったのはこの数十年のことで、大脳生理学者や神経学者らの脳内物質捜しに対する熱狂ぶりは、マスコミによって“ゴールド・ラッシュ”と揶揄されるほどの活況を呈した。

脳内の神経伝達物質は、ある種の感情や感覚、行動能力などの発現のトリガーになる。睡眠を引き起こしたり、快感を与えたり、食べたり、性欲を起こしたりする物質を自由自在にコントロールできるようになれば、われわれはあらゆる面で従来の人間観を書き換えることができる。また、記憶や学習などのトリガーとなる物質を支配できるようになると、人間の知性は、まったく新たな局面を迎えることになるだろう。

この脳研究の20世紀的局面は、まさしくETの予言──「神経系の化学組成の中に、知性を増大化する鍵を見出すだろう」──とぴったりと符合するといわなければならない。

さらに、物理学的世界観の枠組みも、今世紀に至ってガラリと変化した。19世紀には、われわれが認識している世界は不動の実在だと思われていたものが、今日では実在の影にすぎないと考えられるようになった。もう少し厳密にいうと、われわれが、世界に関する体験を組織化する際に用いるいかなる“網の目”も、世界そのものをとらえることはできないということになる。

この、今世紀初頭に、物理学者ニールス・ボーアらによって公式化された“コペンハーゲン解釈”や、前述のホログラフィック・パラダイムは、物理科学の世界観が、古代インドや中国エジプトなどの世界観にすり寄ったということを意味している。

シャーマニズムのいわゆる“類感魔術”も、今日では物理学の概念になりつつある。これは、物理的風影関係はなくとも、人形に呪いをかけると、呪われた人間に効果が及ぶという呪術だが、この奇妙な“偶然の一致”の背後にある世界と、ユング=パウリのシンクロニシティは、あと一歩の距離にある。また、ひとつの粒子は他のあらゆる粒子に影響を及ぼすという物理学の仮説(QUIP)は、すべてが一方では原因であり、同時に結果でもあるという“魔術的観念”に著しく接近しているのだ。

20世紀科学が、総体としてオカルティズムに接近しているという印象を与えるのは、われわれの知の枠組みが変化してきたからにほかならない。そしてこの変化は、ETやティモシー・リアリーによれば、われわれが「この惑星の子宮を離れ、星々へと歩みだすときがやってきた」からだという。

なぜ知性は増大化されねばならないのか? ──この問いの答えは、次のパートを見ていくことで明らかになるだろう……。