8月某日、前日が雨で駄目になった日は、下手でも無性に野球がやりたくなり、昨日は午前に自チームの試合が入っているにもかかわらず、午後もギリギリの時間設定ながら車を飛ばせれば行ける多摩の公園の野球場にて助っ人募集をやっていたので、前夜になって申し込み、首尾良く参加が決まりました。


しかも、急いでメール打ったときから、なんか?・・以前に参加した覚えがある?チームのような気がしていましたが、やはりそうでした、窓口役のNさんもすぐ気がつかれて返信メールをいただきましたが、以前今年3月に参加させていただいたチーム継続暦17年近い名門チームPさんに再び参加させていただくことが出来、気持ちよく挨拶メールも交わしました。

ここまでは、非常にいい展開だったのです…………


しかし、昨日午前中の自チームの練習試合は、グラウンド予約時間ギリギリまでやってしまい、次のチームも来たために、あわててとにかく「誰が、誰の、荷物でもいいからベンチから、とにかく荷物をすぐどけよう!」とベンチ裏の球場の外へバラバラに運んで移したため、ここから混乱が始まりました、時計を見ると、午後のPさんの試合に助っ人へ行くにはギリギリの時間。


私はスパイクを履き替え、上半身もちょっと着替えて、とにかく回りの私物をバッグに放り込み、マイバットを抱えて走って駐車場に行き、そこから飛ばして、飛ばして、なんとかPさんの試合前に無事グラウンドにつき、ほっとして、準備をして着替えて、さてキャッチボール……とバッグを探したら、


ない?、あれ……、いや、あれ? やっぱり、ない!…………ヤバイ……


そうです、野球選手にとってはバットと並んで“武士の命“ともされるグローブがないのです! ちゃんとどんなに試合でドロドロに疲れて帰っても、毎回ちゃんとクリーム塗ってきちんと手入れしていた、あの愛用のグローブがないのです。


もちろん、あわてて携帯で自分のチームの監督に電話しましたが、「特になかったけど、チームの備品バッグにいくつか所有者不明のグラブが前からあったので、それと思って、その中へ誰か放り込んだかも」…とのこと、だけどその備品バッグは今は郊外のレンタル倉庫に入れてきたのですぐ確認はできないとのこと…


私のミスでこれ以上監督にも迷惑かけられないので、確認は来週の週末でいいです…ということにしましたが、でもこのチームPさんの練習試合はどうするか…と気分はすっかり青ざめて正直に事情をチームの窓口役のNさんに話して相談したところ、なんと優しいNさんが、ご自分の予備のグローブを持っておられて、それを貸していただけました!


草野球素人助っ人日記

まさに地獄に仏ですね、草野球とはいえ、バットを借りることはあっても、グローブは普通貸し借りする習慣のないもの。地獄に仏とはこのことで、本当にNさんや、(一瞬白けた雰囲気を持ち込んでしまった)チームPさん全体にも申し訳ない気持ちで一杯でした。


でもチームPさんの皆さんとてもいい方で、試合中も(すっかりしょげている)私にいろいろ明るく話しかけてくれて、ホントに救われました。


試合は引き締まったいい試合で、結局7回で引き分け終了になり、両チームとも和気あいあいで明るく解散となりました。


私はセカンド、1番の打順を与えられながら(落ちこんだ気持ちもひきずり当然)ボテボテのゴロばかりで無安打、守備は偶然タマがセカンドへは来ず、連携プレーに参加する程度で特に活躍なく終りました。


でも自分のしょうもないミスにも関わらず、結構いい気持ちで帰れたのは、やはりNさんとチームPさん全体の”チーム人柄”と助っ人さんの熱意だったのでしょう。皆さんお疲れ様でした。来週末はグローブ捜索です。


チームPさん、窓口役つとめてくださったNさん、まずご迷惑かけて申し訳ございませんでした、そしてどうもありがとうございました。お陰様で、またとてもいい思い出が出来ました。チームPさんさらなるのご活躍をお祈り申し上げます。