男は考えていた。
自らの城を離れ、まだ見ぬ土地へ踏み込むべきか、と。
そう、ここは「さいたま」。
陸の孤島と呼ばれて久しいこの地を、男は心底愛していた。
しかし、新天地への思いは彼の好奇心を突き動かし、新たなる旅路へと誘う。
彼が目指す場所。
それは、誰もが憧れる聖地、大都「トウキョウ」。
太古よりそこには、男たちの夢と希望がある、そう信じられていた。
ある日、男は旅人から聞いた。
彼が生を受けたこの「さいたま」の地から、
「トウキョウ」へと踏み込むためには大きな関門があることを。
「AKABANE」
全てのレールは、その関門を経て大都へと繋がっていた。
私に越えられるだろうか。
男の脳裏に一抹の不安が押し寄せる。
全てをなげうって、全てを犠牲にして、新しい場所への期待と、
大き過ぎるほどの希望を胸に、彼は踏み出した。
故郷を後にした彼は、
高速の船が行きかう街「トダ」を抜け、
大河「アラカワ」を越える。
「AKABANE」は目と鼻の先だ。
彼の鼓動は激しく高鳴った。
ふと、彼が振り返ると、
大河の横に悠然と佇む、大いなる城を見た。
「メインステージTOKYO・NORTH HY’s」
彼は一時の休息を得る。
いや、心の安息は、ここにあったのだ。
そう、ここは「KITA AKABANE」。
安らぎは続く。
いつかまた、彼が新天地への念を抱くその時まで。
~FIN~
KIMATA
彼が安息を得たその場所の全貌はこちら!→「KITA AKABANE」とは!?
