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 デビューから43年目にして、ついに単独では初の来日公演を果たしたイギリスロックの至宝、ザ・フー。これに併せて劇場公開される、彼らの歴史をたどったドキュメンタリー映画『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』で明かされる波乱に富んだキャリアについて、ボーカリストのロジャー・ダルトリーが来日公演の合間に語ってくれた。

【関連写真】映画『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』

 ザ・フーの歴史を語る上で決して逃せないのが、ドラマーのキース・ムーンとベーシストのジョン・エントウィッスルの死。前者は1978年、後者は2002年に、いずれもドラッグが引き起こした悲劇により世を去り、今やオリジナル・メンバーはロジャーとギターのピート・タウンゼントだけとなった。「キースが死んだときは辛過ぎた。メンバーがそれぞれ家庭を持ち、それぞれの人生を歩んでいた時期だったから『彼は自滅した』と考えるしかなかったな。ジョンのときはツアーが始まる前でタイミングが悪かった。ただおれだって年齢的に、いつくたばってもおかしくない。同世代の人間に今、演奏を聴かせたいなら、そんな気持ちをわかち合うべきだ。今ステージにはキースもジョンもいないが、彼らのプレーが今もエコーのように響いてくる。そこで鳴らされる音は、やはりザ・フーとしか言いようがないんだよ」とコメント。

 映画の中でロジャーは「おれはバンドの声に徹しようとした」と語る。この固い決意は、彼がほかのメンバーと違ってドラッグと距離を置いてきたこととは、決して無縁ではない。「おれの歌声は天から授かったものだと思っている。自分にとって何よりも大切なのは歌を聴いてくれるオーディエンスであり、この声があるから彼らと関係を持てるんだ。ドラッグをやらなければ自分がベストの状態で歌えると知っている以上、それに手を出すわけにはいかないだろ?」と熱く語った。

 映画のエンディングでは代表曲「マイ・ジェネレーション」のさまざまな時代の演奏がコラージュされる。歳老いる前に死にたいというこの歌を、64歳のロジャーは今も歌い続けている。それについて尋ねると彼は笑って頭を指差し「大切なのはココだ」と言う。気持ちの問題であると。現役であり続ける意識の若々しさに、ザ・フーの鋼のような強さが垣間見えた。

映画『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』は11月22日よりシアターN渋谷ほかにて全国公開

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