社会に出て20年が経とうとしている。

サラリーマンは去年で卒業したが、
今振り返ると思うことがある。


新入社員のころは、良くも悪くも
会社中心、仕事中心の生活だった。

むしろそうしないと、同期から遅れ
出世や新しいステージへのチャンスを逸した。

悪い面ばかりではなく、良いこともあった。

苦楽を共にするからこそ、枠を超えた
先輩、後輩とのプライベートな付き合い。

仕事を通じた考え方や人柄がわかるので、
社内の異性との交際への発展。

こんなこともあったと思う。


しかしながら最近の相談者からの話では、
会社にはそういう機会はないと言う。


社会の仕組みが良い方にも変わり、
人間関係構築においては悪い方にも
変わってきているんじゃないかと思う。


恋愛に口出そうものたらセクハラになるし、
結婚をほのめかそうものならパワハラだと。

何をすべきかわかりやすくなった分、
みんなが腹にイチモツ溜め込んで、
本音を出さない関係になっているのか。


婚活のサポートをしていて思うのは、
昔に比べて孤独に頑張ることを強いられ、
損得の取捨選択を常にしなければならない。


1日のうちの3分の1、もしくは半分を
仕事のために時間を使う生活なのに、
それが婚活に行かされないとなると、
昔よりももっとセルフコントロール
できる力が必要になってきている。


少し寂しい気もするが、
今の会社は仕事だけしに行くのかな。


仕事と恋愛って、似てるところがあるから、
本当は仕事の仕方を見ることが、その人の
人間性を見ることができる方法なんだけどな。