キゴロシ。
今週からはじまった、某施設の工事。
今回のデザインのキモの木材がようやく現場に到着。
写真のようなホゾを幾つも開け、
『木殺し』と言う木を収縮させ、
戻ろうとする木本来の性質を利用した木組の方法を採用。
コストや手間を削ろうと思うと、ビスで留めて込み栓で蓋をする。
と言った芸のない施工方法をとるのですが、
少々手間ですが、昔ながらの木組の手法で挑んでいます。
こんな些細なことのように思える事ですが、
そこには、
先人の知恵であったり、
木材の本来の生命力であったり、
職人さんの気持ちであったり、
いろんな気持ちが入ってくるって思っています。
そしてその先には、なんとなく心地いい空間が生まれると信じています。
コスト重視になりスピードを競う事で、
昔ながらの技術が廃れていくのは寂しい事です。
又、僕達のような若い技術者が、
昔ながらの技術の存在すら知らない事は恐ろしい事です。
当然合理化・簡略化も大切なことですが、
昔からの技術や日本家屋の御作法を理解した上で、
現代にあった遊びを生んで生きたいと思っています。




