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PikuminのCancer Staging Manual

がんのステージングは治療や予後判定において極めて大事なものです。

cTNM
PikuminのCancer Staging Manual

pTNM
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それぞれ意義と役割が違う。もちろん一致すればそれに越したことはないが、一致しやすいように決定システムを組んだり、病理所見を見てからcTNMを変えたりしてはいけない
All cases should be confirmed microscopically. Any cases not so proved must be reported separately.

訳『すべてのがんは病理学的にその存在が証明されるべし』&『病理診断ないものは、その旨を明記して別個に解析される』

*そもそも、組織分類がないとTNM分類の対象かどうか分からない
  TNM対象の通常の癌とTNM対象外の悪性腫瘍(肉腫・カルチノイド・リンパ腫などがある)
*がん統計のためのルール
*確実な症例を増やし、がん統計のばらつきを押さえる
  そもそも、癌の確定診断とは病理診断のこと
TNMは医者と患者のためだけのものではない。
みんなのためのTNM。
だから、それぞれ求めるものが違う。立場による解釈のぶれにつながることもある。

PikuminのCancer Staging Manual
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取扱規約には、
1:日本のがん診療に合わせたローカライズ
2:新しいTNMを作るためのデータ基盤
3:Quality Control
等の役割がある
AJCC staging manualは日本語版こそないが、日本には最適
日本の取扱規約もAJCC型を目指す(はず)
院内がん登録のTNMも表向きUICC TNMだが、本質はAJCC型

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