卵巣癌の所属リンパ節の謎 | PikuminのCancer Staging Manual

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がんのステージングは治療や予後判定において極めて大事なものです。

卵巣癌のregional lymph node(所属リンパ節)は UICC-TNMでは、hypogastric (incl. obturator), common iliac, external iliac, lateral sacral, para-aortic, and inguinal nodesとされている。


AJCC cancer staging manualでは、external iliac, internal iliac, obturator, common iliac, para-aortic, para inguinal, pelvic NOS, and retroperitoneal NOSとされている。


取り扱い規約では腹部大動脈周囲、総腸骨、内・外腸骨、正中・外側仙骨、閉鎖、鼠径リンパ節とされている。


あれ?

内腸骨リンパ節(interal iliac node)はUICCとAJCC&取扱規約で扱いが違うのか?


と思うかもしれませんが、hypogastric node=internal iliac node/内腸骨リンパ節です。


もう一つ問題は、以前から8番の番号を子宮癌の取扱規約で振られていた基靭帯リンパ節。

これは卵巣癌では忘れられがちなんでしょう。

しかし、子宮両付属器切除術を行ったときにはこのリンパ節も採取されます。

明記はされていませんが、これも骨盤内LNなんだから所属リンパ節として扱うのがいいのではないかと思います。


TNMの日本語訳の本の中には内腸骨リンパ節はMとしているものもあるので気をつけましょう。

(基靭帯リンパ節も)