要注意:日本(取り扱い規約)にはなくて、外国(UICC-TNM)にあるcancer site | PikuminのCancer Staging Manual

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がんのステージングは治療や予後判定において極めて大事なものです。

日本では食道胃境界部(EC junction/EG junction)の癌をどうstaigngするかが決まっていない。
欧米ほどその部のBarret上皮から出る腺癌が多くないせいもあるが、胃と食道で取り扱い規約に参加する学会が違うせいもあるだろう。胃癌学会も食道癌学会も、『ウチのだ!』って言っただろうし、病理学会も放射線学会もお義理で参加させてもらってるだけだから、何も言わない。境界学会があればよかったのにね。

しかし、UICC-TNMでは食道胃境界部の癌には胃でも食道でもない独自のcancer siteとして、TNMのルールが定められている。

同じような臓器に肛門がある。肛門は取り扱い規約を対象では、大腸癌取り扱い規約の担当臓器の一つだが、UICC-TNMでは独自のcancer siteとされていて、独自のTNMルールが定められている。


そのほか、取り扱い規約を対象がない領域の癌に関してもUICC-TNMが定められていることもある。

例えば、膣・外陰・卵管のような婦人科臓器、小腸、胸膜・・・注意しよう。


ま、取り扱い規約がない臓器があるのは仕方がないことだが、『日本は基本的に取り扱い規約でいく!』と言う癌政策なら全ての臓器に取り扱い規約がないのは、行政や医療業界のお偉いさん方の不見識だ。

もし、ないものに関してはUICC-TNMを使うのが当たり前だと考えているのなら、UICC-TNMの現状 は許し難い。どっちにしても不見識だ。