さて、マイナーなポイントかもしれませんが、子宮体癌で手術される例の大半はT1b-cです。
T1b-cは子宮に限局し筋層浸潤がある群をさします。
当然Stagingが大事な群です。
子宮体癌取り扱い規約を見ると、子宮筋層浸潤が50%以下がT1b、50%を超えるとT1cとなっています。
UICC-TNMおよびAJCCの第六版をみると子宮筋層浸潤が50%未満がT1b、50%以上がT1cとなっています。
50%丁度の事なんて滅多にないから、そんなに気にすることないじゃないか・・・と思うかもしれませんが、そうではありません。『50%くらいだな』『筋層の半分くらい浸潤している』と思うことはよくあります。とくに画像検査や肉眼では。そう言う症例を、T1bとcに分けるときにごそっと動くわけです。
これは、誰のミスというわけでもなく、体癌取り扱い規約がUICC-TNM第五版に基づいており、第五版までは50%以下はT1bだったからです。
そもそもUICC-TNM general rule 4によって、When in doubt, lowerですから、%であらわす基準があれば『以下』、サイズの基準があれば『以下』、と規定するのがUICCの標準です。
しかし、第六版ではFIGOの規定に準じることにしたために起こった『例外』です。
知ってる人が少ないので注意しましょう。
ま、clinicalにはそんなに重要ではないかもしれませんが。。。。