その1は重要なルール
『サイズがTの決定因子であるときにはinvasive componentのサイズで測定する』
多くの腫瘍は辺縁にnon-invasive componentを持っている。たとえば、舌癌のT1とT2の区別はサイズで決まるが、多くの場合浸潤部の周囲に異型扁平上皮が広がっている。
異型扁平上皮をcarcinoma in situだと思ったとしても、Tのサイズに足してはいけない。
たとえば、浸潤部の長径が1.8cmで、その周囲に強い異型のCarcinoma in situ が1cm広がっていても、径2.8cm→T2としてはいけない。
子宮頸癌のT1a1, T1a2, T1b1, T1b2もサイズで分けられるが、その区別も全て浸潤部の大きさで行う。
乳癌でもDCISがいかに広く広がっていても、いかに浸潤部が小さくても、浸潤部があれば、浸潤部でTを決定する。
しかし、例外がある。
肺癌の場合、3cm以下と3.1cm以上でT1, T2が分かれる。腺癌は多くの場合周囲にBACを伴う。BACはnon-invasiveとWHOで定義されているので、BACの部分を除いてサイズを算定すべきであるが、肺癌ではBAC(=非浸潤部)を含めてサイズを測ってTを決める。
これは予後予測上大きな問題となるが、過渡期と思って我慢するしかない。(UICC HELP deskより)
(BACは例外と覚えよう)