20歳代と80歳代の男性では、性欲の度合いが違うのだろうか。
一般的な感覚では、男は何歳になっても綺麗な女性に目が行くし、
目が行く先は若者と同じであり、
性欲は年齢に関係なく男性の本能に刻み込まれている。
実はこの本能が、高齢の男性が、介護現場で問題を引き起こす。
老いれば老いるほど異性との付き合いから遠くなり、
女性との触れ合いもなくなる。
伴侶が他界したシニア男性であればあるほど、身近に女性はいない。
そんな中、唯一女性と触れ合う限られた機会が、
介護でやってくる女性介護ヘルパーである。
シニア男性は、一般的に若い女性たちに弱い。
若い女性たちとお喋りをしたい、一緒にいたい…とそんな欲求が高まる。
社会から離された孤立した老人男性にとって
女性介護ヘルパーがそんな欲求の対象になってしまう。
実際の介護の現場でも、入浴中や身体を拭いているといった場面で
男性器が隆々と勃起してしまい、女性介護ヘルパーが
その処置に困惑してしまうという。
また加齢と認知症の影響もあり、自制心を失う老人男性も多くなる。
自制心を失えば当然性欲という本能が全面に出てこざるをえない。
普通の生活が出来ている老人男性であっても、
介護されている老人男性であっても
性欲の処理をどうすれば良いか悩んでいるのがリアルな実態なのだ。
根本的な原因は、老人男性の問題を解決させる老人専用の性欲解消サービスが
社会的に認められていないからかもしれない。
男と女の関係は、性欲で結びついている。これが本能であり、
これなくして人間は存続し続けない。
その意味合いでは、性欲を自然な現象として、
社会がその本能的欲求の解消を受け入れる窓口を作るべきではないだろうか。
