大変ご無沙汰しております。
毎度不定期ですが「資金ショートになる場面」についていくつかの事例を up していきます。
今回も以前の職場での会話です。
社長 : 「経理課長、今期はいくらくらい利益がでそうだ?」
課長 : 「当初の予定の 100,000千円を大幅に超え、130,000千円くらい出そうな勢いです。」
社長 : 「そんなに出るのか。 ところで今銀行からの借入れはいくらだっけ?」
課長 : 「残りが 40,000千円くらいあります。」
社長 : 「そっか、じゃあ、130,000千円のうち 30,000千円を返済に回して、今期利益を
100,000千円に減らしちゃえば、その分税金が抑えられるよね。」
課長 : 「はい、、、 ん? え?、 ぃゃ~、、、」
自分も一瞬もっともだと思ってしまいましたが、仕訳を図にするとBSの貸方にある借入金
(負債)を減らすには借方の現預金(流動資産)が減る、までは良いのですが同時に利益
を抑えるという仕訳は成り立ちません。どう考えても貸借の面積がイコールにならないので
この考えは間違っています。
課税は130,000千円に対して計算されます。
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